自分の心に嘘を付かないで生きていけない世界の物語
自分の心に嘘を付かないで生きていけない世界の物語
今日もスピーカーから街に流れる言葉がある。
「自分に正直に行きましょう、自分を大切にしましょう、無理をしてはいません。」
「自分の心に嘘をついてはいけない」とのことらしいが、誰一人として自分に正直ではない。
感情を正直に伝えると誤解を生み人々は争いを始める。
警察は大騒ぎになったこともある。
正直すぎてバカを見る訳である。
人々は驚いた「自分に正直に生きる」とは我慢をすることなのかと人々は絶望した。
法はなく無秩序で良いと考えていてからだ、子供は学業を放棄し、母親は育児を放棄し、夫は働くことを放棄した。
そんな世界には秩序は存在しない。
国が動くしかない。
治安を回復させることに傾向はしたが、
人々の無能さに驚いた教育者には驚きを隠すことができない者もいた。
多くの人々が猿になってしまった人類を救済するために真剣に教育に取り組んだ。
結果、自分だけではなく人も含め正直とは何かに着いて考え直すことになり人々は確かにより秩序を回復することに成功した。
無能を2度と繰り返さないために、
スピーカーから出る音はこのままにしているそうだ。
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