【つぶやきの詩】トンボとカメラ

カメラにはトンボがついている。
空飛ぶトンボではなく校庭を整えるトンボだ。

そうあの、T型のやつです。

カメラはどこにでも取り付ける足を持っている。

そうあの、クネクネしたやつです。

カメラはトンボを連れて歩く、
時々トンボがカメラを連れて歩く。

そんなに難しいことはないらいし。

お互い持ちつ持たれつだそうな。

カメラは砂に弱いたまに壊れる。

トンボは大きい石に弱いたまに壊れる。

カメラは修理に2週間掛かる。

トンボは3日掛かる。

カメラは修理に費用が掛かる、
最近は防塵ケースに入っている。

トンボは木から金属に変わり、
壊れにくくなった。

２つは夢を持つことになった。

カメラは宇宙を撮りたい。

トンボは荒地を平らにしたい。

カメラは改良され宇宙に飛んだ。

トンボは相変わらず校庭を鳴らしていた。

カメラは月にたどり着いた。

トンボは荒地を少しならした。

カメラは月面車に取り付いた。

トンボは解体されロケットに積まれた。

カメラはデコボコが嫌いだった。
たまに倒れる、トンボを探したがいない。

トンボはバラバラが嫌いだった。
貨物室でからだか色々ぶつかる、支えるカメラはいない。

カメラはクラクラしていた。

トンボはそこらじゅう傷だらけだ。

倉庫でばったり、トンボとカメラは再開し、

トンボは月面ならしてく、

カメラはトンボにくっついてしっかり撮影！

地球にいる人映像見て歓喜をあげている。