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対人関係の悩みは100%解決できる。

対人関係の悩みは100%解決できる。


誰しもが一度は、人間関係、対人関係で悩んだことはあると思います。



少なからず、私もその中の一人です。そんな悩みを

一発で解決してくれる著書『嫌われる勇気』を完

読してわかった、とっておきの金塊3つを、アウトプットしたいと思います。


1. トラウマを否定せよ

2. 納得する勇気

3. 他者信頼と他者貢献




結論をひとことで言いますと、対人関係の悩みはマインドチェンジで100%解決できます。


哲学者アルフレッド・アドラーによる自己啓発本、『嫌われる勇気』は人生の価値観を見出してくれるでしょう。




1.トラウマを否定せよ


・原因論と目的論の違い

・人は変われる



アドラー心理学では、トラウマを断固として否定する。もしも、あまねく人の現在が、過去の出来事によって規定されるのであれば、すべての人の原因が同じ結果になっていなければ、つじつまが合わないと考える。“過去が現在を規定する” “原因が結果を支配する”というなら、例えば、過去に虐待を受けた人は、誰しもが引きこもりになるということになる。いわゆるトラウマの議論は原因論の典型。そこでアドラー心理学では、“過去の原因”ではく、“今の目的”にピントを合わせる。“あらゆる結果の前には原因がある”のではなく、“目的があって、結果を作り出している。つまり、“不安だから、外に出られない”のではなく、“外に出たくないから、不安を作り出している”と考える。アドラー心理学では、これを目的論と言う。


我々は原因論の住人である限り、一歩も前へは進めないままで終わってしまう。しかし、過去の原因が、今の人格形成に影響がないとは言えない。むしろ、影響は強くある。しかし、大事なのは、それによって何かが決定されるわけではない。人生は誰かに与えられるものではなく、自分がどう生きるかを選ぶのは自分であり、我々は皆、何かしらの目的に沿って生きてる。



原因論と目的論を理解すれば、人は変わることができる。


2.納得する勇気


・課題の分離

・承認欲求


アドラー心理学では、“自分を好きになれない人の目的は、その方が自分にとって都合がいいから”と考える。

自分を好きにならずに居ることで、長所を見ず短所ばかりに目を向けてる。

そうすることで、うまくいかない時や、何かに挑戦して負けた時、うまくいかないのは、『自分の欠点(短所)があるからだ。アレがなければうまくいってた』と自分を納得させることができてしまう。どうして、自分を好きにならずにいようとするのか。なぜ短所ばかり見つめ、自分を好きにならないでいようとしてしまうのか。それは、他者から嫌われ、対人関係の中で傷くことを過剰に恐れているから。つまり、“他者に嫌われ、傷つかないこと”が目的になっている。それでも万が一、他者に嫌われてしまった時の理由付けに『仕方ない。自分には欠点があるから』と傷口を少しでも浅く済ます事ができると思っている。では、どうすればいいのか。



今の自分を受け入れ、納得する勇気を持つ。


アドラー心理的では、そうしたアプローチのことを勇気付けと呼ぶ。

とはいえ、対人関係の中で傷つかずにいることは不可能。対人関係の中では、誰しも傷つくもの。そんな時、アドラー心理学では課題の分離をする。

課題の分離とは、それは自分の問題なのか?を考える。


例えば、他者が私のことを嫌いなのは私の問題ではなく、他者の問題であり、自分は、自分の課題に沿って生きて行けばいいだけ。他者の人生を生きることをはないと考える。そうして取捨選択をしていけば、自ずと自分の人生の道が明確に見えるようになる。


どうして人は、他者からの承認欲求を求めるのか。多くの場合それは、賞罰教育の影響だと言える。適切な行動を取ったら褒めてもらえる、不適切な行動を取ったら罰せられる、アドラーはこうした賞罰を通した教育を厳しく批判した。“我々は、他者の期待を満たすために生きているのではない。他者の期待など満たす必要はない”それが、アドラー心理学の基本的なスタイル。


自分の人生を自分のために生きていかないなら、一体誰が誰があなたの人生を生きてくれるというのか。他者の期待で生きるのは、自分の人生を主眼で見るのではなく、他者の人生を生きていくことになる。つまり、他者からの承認を得る事は人々にとって自分が『私』であることを抑えて生きることになる。他者の課題を分離し、切り捨てて行く。とはいえ、傍若無人に振る舞うわけではなく、自分の人生を常に主眼で捉えることを大切にする。


3・他者信頼・他者貢献


・自己受容

・信用と信頼

・主観的な貢献感


笑われたくない、バカにされたくないと思う人は、ありのままの自分に自信の持てていない証拠。そして、ありのままの自分の対人関係を回避しようとしている。そこで大事なのが、共同体感覚を持つこと。つまり、人は同じではなくても対等である。


私たちは、与えられたものを変えることはできなくても、与えられたものをどう使うかは自分たちで決められる。交換不能なものを受け入れることによって、ありのままの自分を愛することができる。そう考えれば、自己への執着、他者への関心を持てるようになる。ありのままの自分を受け入れる、それを自己受容と呼ぶ。一度諦めること、認めることにより、肯定的な諦めを持つことで、自分の価値を知ることができる。


信用と信頼の違いについて。


信用とは、条件付きの話。例えば、銀行でお金を借りる時、銀行は何かしらの担保を求める。その担保の価値によって貸し出し金額を算出する。それに対して、対人関係の基礎は、信用ではなく、信頼によって成立していると、アドラー心理学では説く。


他者を信じるにあたり、一切の条件をつけないとなる。



もしも信頼して裏切られたとしても、裏切るのか裏切らないのかを決めるのは他者の課題であり、私の課題ではないと考える。しかし、全てにおいて、お人好しになれと言ってるのではなく、自分にとって横の関係(対等)を良くしたくないと思える人には、その関係を断ち切ればいい。それが、あなた自身の課題にである。


信頼の目的、他者信頼とは、他者を無条件に信じることにある。


交換不能なありのままの自分を受け入れる自己受容と、他者に対して無条件な信頼を寄せる他者信頼ができれば、この場合、あなたにとっての他者とは仲間となる。そして、自分の属する共同体に居場所を見出すことにつながっていき『ここにいてもいいんだ』という所属感を得ることができる。そして我々は自分の存在や行動が共同体にとって有益だと思えたときにだけ、自らの価値を実感することができる。そんな自分の価値を実感するために他者貢献がある。他者貢献が意味するのは、分かりやすい例では、仕事や家事、労働とは金銭を稼ぐ手段ではなく、我々は労働によって他者貢献を成し、共同体にコミットし、自分が誰かの役に立っていることを実感して自らの存在価値を受けいれている。そういった主観的な貢献感こそが幸福を生み、自分の価値を実感することができる。


まとめ


・価値とは社会的文脈で成立するもの

・自由とは組織から抜け出すことではなく、他者から嫌われる勇気にある

・年齢に関係なく、人はいつからでも変わることができる。























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