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2021年12月20日週 野崎まど『know』、他購入本

12月20日から12月26日までの読書に関する日記・備忘・そのほか。


読了した本

野崎まど『know』

先週予定した通りに、野崎まどの『know』を読了。

想像力の範囲を超えることがなかったのが不満。ただそれは儂の問題であり、本作の出来が良くないとかではない。ある程度(中途半端に)経験値があると、どうしても先行する作品が頭をよぎってしまうのだ。夏目漱石の『こころ』を極々少し踏まえているのではないか。ケレン味があって頭の中でイメージしやすいのは良いことなんだけど。人が“知る”ということとその先にあるものは何なのか。


購入した本

宮田珠己“アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険』(大福書林)

著者も内容も知らず、表紙がヘンリー・ダーガーぽくて買ってしまった。

高橋源一郎・斎藤美奈子『この30年の小説、ぜんぶ』、『どくヤン!』

『どくヤン!』の最終巻は電書で読んではいたものの、連載元の講談社ではなく本の雑誌社から出ることになった経緯を知って手元に置きたくなった。紙だけでの付録も。

『この30年の小説、ぜんぶ』は『どくヤン!』だけでは物足りなくてついでに買った感が強い。と書くと失礼なんだが、もちろんそれだけではない。高橋源一郎も斎藤美奈子も好きだし、儂自身が2021年に過去の読書の棚卸しをしていることも関係している。

堀本見『教養悪口本』

11月にAmazonで予約していたのが届いた。

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