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会社を設立しました。

皆さん初めまして、株式会社delver clockの中の人です。
これまで個人事業主として、様々なYouTuberの裏方をしてきました。
が、この度ノリと勢いで株式会社delver clockを設立しました。
今後はちょっとずつ表に出ていこうと思っています。


会社としてやりたい事

会社としてやりたい事は、クリエイターとして生活できる人を増やす事。
自分1人しかいない会社で、会社自体を大きくしようとはあんまり思っていないので、会社というよりは自分のやりたい事ですね…

クリエイターとしての活動場所はどこでも構わないのですが、これまでの経験を踏まえて暫くはYouTubeを主軸に戦っていくかと思っています。

そのために今年は何をしたいか、というと…
まずは自分自身でYouTubeチャンネルを立ち上げて、一つで良いからデカいチャンネルを持ちたいです。
まずは会社として、実績を積む所からやっていきたい。

クリエイターさんの欲

さて、ここでこう思った方もいるんじゃないでしょうか?
「個人事業主として支援してきたクリエイターの名前を出せば早いんじゃない?」と。
それはその通りなのですが、実はそれができない。というかやりにくいんです。

個人事業主時代には何人か、それこそチャンネル登録者100万人超のクリエイターさんの支援もさせていただいたのですが、
「裏方に頼っている自分は見せたくない」という気持ちが強い方が実は多いです。

つまり、
企画案や動画の構成・サムネを自分1人で考えていて、あくまでも裏方スタッフは手を動かしているだけ
という見せ方にしたいという欲が、クリエイターさん側にあるんですね。

なので、自分が過去に支援してきたクリエイターさんの名前を出すのは難しいという事情があり、今年は自分の実績を作っていきたいと思っています。

ファンが付くのはコンテンツか?クリエイターか?

YouTuberの裏方スタッフの搾取構造ヤバwってなった人もいるかもですが、それは少しばかり誤解です。

「裏方の関与を少なく見せて、全てクリエイターのアイディアとして見せたい」というのは単なる欲望ではなくて実は合理的な考えでもあります。
特に、コンテンツよりも本人にファンが付いているタイプのチャンネルであればほぼ間違いないです。

コンテンツにファンが付いているチャンネルというのは、例を挙げると、

・ゲームの攻略情報を紹介しているチャンネル
・美味しい料理の作り方を紹介しているチャンネル
・ニュース, 時事ネタの解説をしているチャンネル
・節税の仕方を教えるチャンネル

等の、情報そのものに価値があって見られているチャンネルです。

一方で、クリエイター本人にファンが付いているチャンネルというのは、名前を挙げちゃう方が早いので名前を出しますが、超大御所のHIKAKINさんやhikaruさん、コムドットさんが分かりやすいです。
他には、江頭2:50さんやジャニーズなどの芸能人から参入してきた方もそうですね。

本人にファンが付いている場合、そのファンの方は
「自分の好きな〇〇さんが誰かが考えた台本を読んだり演じてる動画」よりも、
「自分の好きな〇〇さんが考えた企画を〇〇さんがやっている動画」
方が当然嬉しいし見たくなります。

という事は、クリエイターさん本人にファンが多い場合は、
「裏方の関与を少なく見せて、全てクリエイターのアイディアとして見せたい」というクリエイターさんの欲望は、
実はチャンネルを伸ばす上でも合理的な事が多い、という事ですね。

なので、僕自身が個人事業主として支援してきたクリエイターさんの名前や具体的な支援内容を出せないだけで、裏方スタッフの搾取構造とは言えません。

実際、僕自身も上記の様な理解で「チャンネルを伸ばすための合理的な判断」として納得していますし、個人事業主時代からの付き合いのクリエイターさんの支援は会社として引き継いで現在も行っています。

裏方もクリエイターとして評価できる会社を作る

自分としてはそんな感じで搾取されていた訳ではないのですが、世の中にはやはり搾取されている裏方さんも多いのが現状です。

「企画案や動画の構成・サムネを自分1人で考えていて、あくまでも裏方スタッフは手を動かしているだけ」というのを単なる見せ方であって、評価や給与は別、という考え方ができるクリエイターさんだけではありません。

中には、見せ方をそうしている内に、実態としても自分が最強!スタッフは単なる労働力!みたいな考え方になっているクリエイターさんもどうやら世の中にはいるようです。

そうなると、手を動かす事自体の価値は単純な労働力としての価値しかないので、裏方スタッフの評価や給与はいつまで経っても世間的には上がりません。

もちろん本当に手を動かしているだけの裏方さんがいるチャンネルも多く存在しますが、

世間には
「優秀な裏方が企画構成を考えたから伸びた」
「優秀な裏方が付いた瞬間に伸びた(逆に抜けた瞬間に数字が落ちた)」
「優秀な裏方がサムネを作った瞬間に伸びた」
というチャンネルも多いです。

なんなら、裏方スタッフがクリエイターさんの原稿まで全部作った上で、クリエイターはそれを読んでいるだけ、というチャンネルも存在しています。

こういったチャンネルで、
提案したアイディアや企画自体への評価はされずに、裏方スタッフは単なる労働力としての給与しか貰っておらず生活が苦しい
という方も自分の身の回りで何人か観測しています。

冒頭で話した、「クリエイターとして生活できる人を増やす」という会社の目標にはこうした裏方の方も含んでいます。
手を動かすだけではない、チャンネルを伸ばすアイディアや動きができるプロデューサーや裏方スタッフも評価できる会社を作っていきたいと思っています。

ただ、残念な事に今の僕にはまだ彼らを雇ってあげられる程の資金も仕事も無いのが正直なところなので、まずは会社としての実績を作って仕事を増やし、蟹工船のような環境で働いている裏方さんも雇えるようになるのが当面の目標です。
結局、力こそパワー。

という訳で、折角会社を作ったので今の思いを率直に言葉にしてみました!
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乞食ですみません。。。。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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