Suno Music Style をすべて試して曲調のサンプルを作る Act,01(スタイル編)
SunoAIで作曲する際に指定できる曲調に影響する単語を入れて実際どんな曲ができるか実験してみました。これら結果は単語によって同じ曲ができるということを保証するものではありません。また、この中にない単語や文章でもSunoはLLMを使って解析している様で、日本語などで指示しても反応してくれます。
はじめに
1.歌詞の制作
詩を統一させるために Google Gemini に「ありがちな一般的な歌の詩を作って」(笑)と命令してできた歌詞が以下の通り。
2.Suno AI におけるスタイルリストAct,01
実際のスタイルリストは下記ページを参考にしていますが、数が多いので、Act,01ではStyle として分類されているところをやってみましょう。
このリストのスタイルを指定して作るわけですが、歌詞は上記のものを流用し、生成の Style of Music のところに分類とワードを入力します。
3.楽曲の聞き方と著作情報
これらで作られた曲はMP3でGoogle Driveに投稿していますので、単語のリンクから飛んで確認してください。なを、ダウンロードも可能です。商用・非商用問わず著作権フリーの曲としますので、自由にご利用ください。自分なりのリスト制作などに利用されてもいいですね。
4.日本語曲におけるタイプの影響について
生成しながらわかったのですが、日本語の歌詞を指定しても無視されたりしますが、日本語を指定した場合、その音楽スタイルの影響が薄れる可能性がります。すなわち日本語では表現が難しい場合、言語を指定しないほうが、音楽スタイルが確実に反映されます。ダンス系の曲など、インストのほうがそのスタイルが生きてくる事になるようです。
Styleによる曲調の変化
各単語に関してAIにそれら意味を追記しています。AIによる内容説明ですので、ときど間違った解釈している場合もありますが、本来、こういったジャンル分け自体、便宜的なものですので、参考程度にされてください。(多分、厳密にやろうとすると喧嘩になる・・あはははは半分冗談です)
Danceable
Dance: ダンスミュージックの総称。クラブミュージックやEDMを含む。
Festive: フェスにふさわしい、明るく華やかな音楽。
Groovy: 心地よいグルーヴ感を持つ、ソウルフルな音楽。
Mid-Tempo: 中くらいのテンポの音楽。BPM100~130程度が多い。
Syncopated: 拍節の重心が意図的にずれた、複雑なリズムを持つ音楽。
Tipsy: ほろ酔い気分を演出するような、軽快でリラックスした音楽。
Dark
Atmospheric: 聴く人の想像力を掻き立てるような、雰囲気のある音楽。
Cold: 冷たく無機質な、感情表現を抑えた音楽。
Dark: 暗く陰鬱な、メランコリックな音楽。
Doom: 重厚で低音域の強い、ヘヴィーな音楽。
Dramatic: ドラマチックで感情的な、ストーリー性のある音楽。
Sinister: 不吉で恐ろしい、緊張感のある音楽。
Eclectic
Adjunct: 補助的な要素を含む、ジャンル特定が難しい音楽。
Art: 芸術性が高く、実験的な音楽。
Capriccio: 気まぐれで自由奔放な、即興性を感じる音楽 。
Mellifluous: 甘美で心地よい音色を持つ、なめらかな音楽。
Nu- (ニュー): 既存ジャンルに「新」を付け、新しい解釈を加えたジャンル (例: Nu-Metal)。
Progressive: 伝統的な形式にとらわれず、徐々に展開していく音楽。
Unusual: 珍しい楽器や奏法を用いた、独創的な音楽。
Emotion
Anthemic: 共に歌い上げられる、盛り上がる高揚感のある音楽。
Emotional: 感情を揺さぶる、訴えかけるような音楽。
Happy: 明るく陽気で、幸せな気分になる音楽。
Jubilant: 歓喜に満ち溢れ、お祝いムードの音楽。
Melancholy: 物悲しい、センチメンタルな雰囲気の音楽。
Sad: 悲しみを表現した、しっとりとした音楽。
Hard
Aggressive: 攻撃的で激しいエネルギーを持つ音楽。
Banger: クラブなどで盛り上がる、派手でインパクトのある曲。
Power: 強さと力強さを前面に出した、パワフルな音楽。
Stadium: スタジアムライブ映えする、スケール感の大きい音楽。
Stomp: 強いビートで観客を踊らせる、足踏みし たくくなるような音楽。
Lyrical
Broadway: ブロードウェイミュージカルで使われる、煌びやかな音楽。
Cabaret: キャバレーで歌われる、コミカルで軽快な音楽。
Lounge: リラックスしたムードを演出する、おしゃれな雰囲気の音楽。
Operatic: オペラで使われるような、ドラマティックで壮大な音楽。
Storytelling: 物語性があり、歌詞でストーリーを伝える音楽。
Torch-Lounge: 物悲しい恋愛を歌う、ジャズに影響を受けたラウンジ・ミュージック。
Theatrical: 演劇的な要素が強い、ドラマティックな音楽。
Troubadour: シンガーソングライターによる、詩情あふれるフォークソング。
Vegas: ラスベガスのショーで用いられる、派手で華やかな音楽。
Magical
Ethereal: 幽玄で浮遊感のある、繊細で美しい音楽。
Majestic: 壮大で荘厳な、威厳を感じさせる音楽。
Mysterious: 謎めいていて神秘的な、想像力を刺激する音楽。
Minimal
Ambient: メロディやリズムより雰囲気重視の、環境音楽。
Cinematic: 映画音楽のような、ドラマティックで壮大な音楽。
Heat: 暑さや熱気を感じるような、エネルギッシュな音楽。
Minimal: 最小限の音色で構成された、シンプルで洗練された音楽。
Slow: 遅いテンポでゆったりとした、リラックスできる音楽。
sparse: 音が少なく、空間を感じるような音楽。
Party
Party: 踊りやすく盛り上がる、お祭り気分の音楽。
German Schlager: ドイツのポップス。キャッチーで歌謡曲に近い。
Glam: 華やかで派手なビジュアルとロックを融合させた音楽。
Glitter: キラキラしたディスコサウンドを基調とした音楽。
Groovy: 心地よいグルーヴ感があり、身体が揺れるようなソウルフルな音楽。
Soft
Ambient: 環境音楽。メロディやリズムより雰囲気重視で、リラックスや集中を促す。
Bedroom: 簡素な機材で自宅制作された、ローファイでパーソナルなインディー系。
Chillwave: チルアウトとサンプリングカルチャーを融合させた、アンビエント寄りのエレクトロニックミュージック。
Ethereal: 幽玄で浮遊感のある、繊細で美しい音楽。
Intimate: 親密で内省的な、静かで語りかけるような音楽。
Heat: 暑さや熱気を感じるような、エネルギッシュで攻撃的な音楽。
Sadcore: 悲しみやノスタルジーを前面に出した、スローテンポで憂鬱なオルタナティブロック。
Weird
Carnival: お祭り騒ぎのような、陽気で楽しい音楽。
Distorted: 意図的に歪ませた音色を用いた、ノイジーな音楽。
Glitchy: デジタル音の乱れを利用した、不安定で刺激的な音楽。
Haunted: 幽霊屋敷のような、不気味でゾクゾクする音楽。
Hollow: 音に深みがなく、空虚さを感じる音楽。
Musicbox: オルゴールのような、可愛らしく機械的な音色を用いた音楽。
Random: 規則性のない、予測不能な展開の音楽。
World/Ethnic
Arabian: アラビア音楽。多彩な楽器と独特のリズムが特徴。
Bangra: インドのパンジャーブ地方発祥のダンスミュージック。
日本語の歌詞を入れたけど無視されヒンドゥーらしき歌になったので、スタイルをBangraだけにしたら日本語も認識した。Calypso: カリブ海の陽気で軽快な音楽。
Chalga: バルカン半島東部の活気がありセクシャルな大衆音楽。
Egyptian: エジプトの伝統音楽から現代ポップまで幅広い。
Hindustani: 北インド古典音楽。複雑な旋律と即興演奏が重要。
Hōgaku: イメージ的には過去の歌謡曲だったり演歌っぽいマイナーなタイプの音楽。
これも単独で Hōgaku と記入したほうがいいみたいです。Jewish Music: ユダヤ教の宗教音楽と世俗音楽の総称。
Klezmer: 東欧ユダヤ人の民族音楽。クラリネットが特徴的。
Matsuri: 日本の祭り囃子。笛や太鼓などを使った賑やかな音楽。
Middle East: 中東地域の音楽。アラビア音楽をはじめ多様。
Polka: ポーランド発祥の速いテンポの踊りやすい音楽。
Russian Navy Song: ロシア海軍の士気を高める、力強い軍歌。
Suomipop: フィンランドのポップミュージック。
Tribal: 部族社会に伝わる伝統的な音楽。
Google Drive への直リンク
全部の音源が入っている Google Drive へのリンクも上げておきます。これで一挙に確認やダウンロードも可能ですね。
https://drive.google.com/drive/folders/1a6utQzjEof6gRjfwUFxf7d5MBlyfBxzJ?usp=drive_link
Suno ID へのリンク
以下私のIDです。
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追記、Song description や Style of Music はとても柔軟。
ちょっと舐めていたというか、生成時に入力すべき概要文やスタイルに関しては、英語、日本語、両方を解読してちゃんと反映する仕組みになっています。よって、そこに適当な文章を入れてもそこそこ認識出来ることとなります。このため、今回試したスタイル以外の単語でも認識出来るということになります。もちろん、単語(スタイル)によっては、学習出来ていないなどの理由から反映されない事もありますが、その反応の多彩さはAIだから出来ることだと思われます。
概ね日本語よりは英語のほうが反映し易いと考えられますが、それでも実験した結果相当無理な要求でも指示の仕方さえうまく行けば叶えられるというのはびっくりしました。
テストケースとしては日本語歌詞をどれだけ壊せるかやってみました。
1.適当な歌詞を入れて日本語歌詞を崩壊させられるか
こんぷりぴんぴん
いのでもきゃんぷり
もげたらもげた
うてでのきんぷり
上記の歌詞は適当にこちらで書いたものであり、そこから発想してAIが歌詞を作っています。
2.指示だけで無意味な単語の歌詞を作れるか
こちらは、概要欄に「できるだけ意味のない単語を作り出して無理やり音楽を作って」とだけ入れて作ったもの。
単なるランダムな音節ではなく、多少日本語の形が残ったうえで言語を崩壊させるという行為を、AIが認識して実行出来るというのが驚異的でしょう。つまり、単語を創造しているということになります。
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