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Suno Music Style をすべて試して曲調のサンプルを作る Act,02(ジャンル編)

SunoAIで作曲する際に指定できる曲調に影響する単語を入れて実際どんな曲ができるか実験してみました。これら結果は単語によって同じ曲ができるということを保証するものではありません。また、この中にない単語や文章でもSunoはLLMを使って解析している様で、日本語などで指示しても反応してくれます。

はじめに

1.歌詞の制作

詩を統一させるために Google Gemini に「ありがちな一般的な歌の詩を作って」(笑)と命令してできた歌詞が以下の通り。

青い空に 風が吹く 思い出を 探してる
遠い日の 笑顔を思い出す あの日の 君との約束
夢を追う 未来へと 歩き続ける 一歩ずつ
涙の その先に 希望の光が 射すように
時が経つ 季節が巡る 変わらぬ 想い抱きしめて
ひとりじゃない そばにいる 明日を信じて 歩いて行こう

2.Suno AI におけるスタイルなどのリスト

実際のスタイルリストは下記ページを参考にしていますが、数が多いので、Act,01では Genre として分類されているところをやってみましょう。

このリストのスタイルを指定して作るわけですが、歌詞は上記のものを流用し、生成の Style of Music のところに分類とワードを入力します。

3.楽曲の聞き方と著作情報

これらで作られた曲はMP3でGoogle Driveに投稿していますので、単語のリンクから飛んで確認してください。なを、ダウンロードも可能です。商用・非商用問わず著作権フリーの曲としますので、自由にご利用ください。自分なりのリスト制作などに利用されてもいいですね。

4.日本語曲におけるタイプの影響について

生成しながらわかったのですが、日本語の歌詞を指定しても無視されたりしますが、日本語を指定した場合、その音楽スタイルの影響が薄れる可能性がります。すなわち日本語では表現が難しい場合、歌詞を指定しないほうが、音楽スタイルが確実に反映されます。ダンス系の曲など、インストのほうがそのスタイルが生きてくる事になるようです。


Genre(ジャンル)

各単語に関してAIにそれら意味を追記しています。AIによる内容説明ですので、ときど間違った解釈している場合もありますが、本来、こういったジャンル分け自体、便宜的なものですので、参考程度にされてください。(多分、厳密にやろうとすると喧嘩になる・・あはははは半分冗談です)

それからEDM系の曲の場合稀に歌詞が無効化される事があります。インストに成っちゃうわけですが、その場合もそのまま登録しています。

Country(カントリー)

  • Appalachian: アパラチア山脈の伝統音楽。バラードやフィドルが特徴。

  • Bluegrass: 速いテンポと複雑なハーモニーが特徴のカントリーミュージックの一種。

  • Country: アメリカ南部のカントリー&ウェスタンミュージック。

  • Folk: アメリカの伝承歌謡。素朴なメロディと歌詞を重視。

  • Freak Folk: 1960年代に生まれた、実験的でサイケデリックな要素を持つフォーク。

  • Western: 西部開拓時代を題材にしたカントリーミュージックの一種。

Dance(ダンス)

  • Afro-Cuban: アフリカンリズムとキューバ音楽が融合した、躍動感溢れるダンスミュージック。

  • Dance Pop: ダンスフロア向けに作られた、キャッチーなメロディを持つポップミュージック。

  • Disco: 1970年代に流行した、華やかでファンキーなダンスミュージック。

  • Dubstep: 重低音を強調した、激しく歪んだエレクトロニックミュージック。

  • Disco Funk: ディスコとファンクが融合した、グルーヴ感溢れるダンスミュージック。

  • EDM (Electronic Dance Music): 電子楽器で作られた、幅広いダンスミュージックの総称。

  • Electro: シンセサイザーやドラムマシンを駆使した、エレクトロニックなダンスミュージック。

  • High-NRG: ハイテンポでハイエナジーな、80年代ディスコを進化させたダンスミュージック。

  • House: 4つ打ちのリズムとシンセベースが特徴的な、クラブミュージックの代表格。

  • Trance: 反復するメロディと高揚感が特徴的な、陶酔感を与えるダンスミュージック。

Downtempo(ダウンテンポ)

  • Ambient : リラックスや集中を促すような雰囲気重視のサウンド

  • Downtempo : ゆったりとしたテンポで落ち着いた雰囲気

  • Synthwave: 80年代のシンセサイザーサウンドを基調にした、どこか懐かしさを感じるサウンド

  • Trap: 重厚な低音とハイハットの刻みが特徴的なヒップホップ由来のリズム

Electronic(エレクトリック)

  • Ambient: 環境音楽。癒しや集中効果のある音響空間を表現。

  • Cyberpunk: 未来都市を舞台としたSF的な電子音楽。

  • Drum’n’bass: 高速なドラムとベースが特徴的なダンスミュージック。

  • Dubstep: 重低音とグリッチを多用した、実験的な電子音楽。

  • Electronic: 電子楽器を用いた幅広い音楽ジャンルの総称。

  • Hypnogogical: 眠りにつく直前の幻覚のような音像を表現した音楽。

  • IDM: 知性的なダンスミュージック。複雑なリズムや音色を特徴とする。

  • Phonk: サンプリングとヒップホップビートを融合させた、攻撃的な電子音楽。

  • Synthpop: シンセサイザーを主体とした、ポップスと融合した電子音楽。

  • Techno: 反復的なリズムとシンセサイザーサウンドが特徴的なダンスミュージック。

  • Trap: ヒップホップの一種。重低音とハイハットが特徴的なビートを持つ。

Jazz/Soul(ジャズ・ソウル)

  • Bebop: 速いテンポと複雑なコード進行が特徴のジャズ (50年代)。

  • Gospel: キリスト教の賛美歌。ソウルフルでパワフルなボーカルが特徴。

  • Electro: 電子楽器を駆使した、打ち込みサウンドが中心のダンスミュージック。

  • Frutiger Aero: 未来感や軽快さをイメージさせるエレクトロニックミュージック。

  • Jazz: 即興演奏やスイングのリズムが特徴的な、幅広いサブジャンルを持つ音楽。

  • Latin Jazz: ラテン音楽のリズムや楽器を取り入れた、陽気でノリの良いジャズ。

  • RnB: リズム&ブルース。ソウルとルーツが近い、ブルージーなボーカルが特徴。

  • Soul: ソウルミュージック。ゴスペルやR&Bの影響を受けた、ソウルフルなボーカルとグルーヴ感が特徴。

Latin(ラテン)

  • Bossa Nova: 1950年代ブラジルで生まれた、ゆったりとしたテンポと洗練されたメロディが特徴的な音楽。

  • Latin Jazz: ラテン音楽のリズムとジャズの即興演奏を取り入れた、陽気でノリの良いジャズ。

  • Forró: ブラジルの伝統音楽。アコーディオンやトライアングルなど、独特な楽器を使用した軽快なリズムが特徴。

  • Mambo: キューバ発祥のダンスミュージック。ラテン特有のリズムと華麗なステップが特徴。

  • Salsa: キューバとプエルトリコ発祥のダンスミュージック。サルサダンスと共に楽しむ、活気あふれる音楽。

  • Tango: アルゼンチンとウルグアイ発祥のダンス音楽。哀愁漂うメロディと情熱的なダンスが特徴。

Reggae(レゲェ)

  • Afrobeat: アフリカのリズムとジャズを融合させた、ファンキーで高揚感のある音楽。

  • Dancehall: ジャマイカ発祥のダンスミュージック。高速のトークや挑発的な歌詞が特徴。

  • Dub: レゲエのリズムを強調し、ボーカルやメロディーを省いた、空間を感じる音楽。

  • Reggae: ジャマイカ発祥のルーツミュージック。社会問題や宗教を歌った、ゆったりとしたスローテンポが特徴。

  • Reggaeton: レゲエのリズムとラテン音楽やヒップホップを融合させた、ラテンアメリカで大人気のダンスミュージック。

Metal(メタル)

  • Black Metal: 速いテンポと叫びのようなボーカル、不協和音を用いた、暗く凶暴なメタル。

  • Deathcore: デスメタルの重さと、メタルコアのブレイクダウンを融合させた、極めて攻撃的なメタル。

  • Death Metal: 速いテンポと複雑なリフ、グロウルボーカルが特徴の、残虐な世界観を表現するメタル。

  • Heavy Metal: ギターを主体とした、パワフルで速いテンポのメタルの総称。

  • Heavy Metal Trap: トラップ特有のハイハットを取り入れた、新しいヘヴィネスを追求したメタル。

  • Metalcore: メタルとハードコアパンクを融合させた、激しく速いテンポとシャウトボーカルが特徴。

  • Nu Metal: 90年代に流行った、ヒップホップやグランジの影響を受けた、ヘヴィネスとグルーヴが共存するメタル。

  • Power Metal: ファンタジー世界を舞台にした、メロディアスで華やかなシンフォニックなメタル。

Popular(ポピュラー)

  • Pop: キャッチーなメロディやシンプルな構成で、幅広い層にアピールする大衆音楽。

  • Dance Pop: ダンスフロア向けに作られた、ノリやすいビートとポップなメロディを持つ音楽。

  • Pop Rock: ポップスとロックを融合させた、メロディアスで親しみやすいロック。

  • Kpop: 韓国のポップミュージック。アイドル文化と密接で、派手なビジュアルと洗練されたサウンドが特徴。

  • Jpop: 日本のポップミュージック。アイドルや歌謡曲の影響を受けつつ、多様なスタイルが存在する。

  • RnB: リズム&ブルース。ソウルとルーツが近く、ソウルフルなボーカルとヒップホップ的な要素も取り込む。

  • Synthpop: シンセサイザーを主体とした、ポップスと融合した電子音楽。

Rock(ロック)

  • Classic Rock: ロックの王道。ギターサウンドとボーカルが主体の、普遍的なロック。

  • Blues Rock: ブルースとロックを融合させた、ソウルフルでグルーヴ感のあるロック。

  • Emo: 感情を前面に出した、エモーショナルなボーカルとメロディが特徴のロック。

  • Glam Rock: 派手な衣装とメイクで魅せる、グラムメタルの源流となるロック。

  • Hardcore Punk: 速いテンポと激しい演奏、社会批判の歌詞が特徴のパワフルなパンク。

  • Indie: 大手レコード会社に縛られず、自主制作やオルタナティブなサウンドが特徴のロック。

  • Industrial Rock: インダストリアルノイズを取り入れた、機械的で攻撃的なロック。

  • Punk: 反体制的メッセージとシンプルな演奏が特徴の、パンクの基本スタイル。

  • Rock: 幅広いサブジャンルを持つ、エレキギターを軸とした音楽の総称。

  • Skate Rock: スケートボードカルチャーと結びついた、エネルギッシュなパンク寄りのロック。

  • Skatecore: 速いテンポとメロディックなハーモニーが特徴の、スケートボードに特化したハードコアパンク。

  • Suomipop: フィンランドのポップミュージック。キャッチーなメロディとシンセサイザーを多用したサウンド。

Urban(アーバン)

  • Funk: ソウルやジャズをベースとした、ファンキーなグルーヴとベースラインが特徴の音楽。

  • Electro: 電子楽器を駆使した、ダンスミュージックの広いジャンル。

  • HipHop: ラップ、DJ、ブレイクダンスなどの要素を含む、ストリートカルチャーから生まれた音楽。

  • RnB: リズム&ブルース。ソウルとルーツが近く、ブルージーなボーカルと洗練されたメロディが特徴。

  • Phonk: ヒップホップとホラー映画の要素を取り入れた、アンダーグラウンドなヒップホップサブジャンル。

  • Rap: 韻を踏んだ歌詞をリズムにのせて歌う、ヒップホップの核となる表現方法。

  • Trap: ヒップホップの一種。808ベースとダークな雰囲気が特徴で、近年特に人気が高い。

Google Drive への直リンク

全部の音源が入っている Google Drive へのリンクも上げておきます。これで一挙に確認やダウンロードも可能ですね。

https://drive.google.com/drive/folders/1a6utQzjEof6gRjfwUFxf7d5MBlyfBxzJ?usp=drive_link

SunoのIDリンク

Sunoにて公開している曲のリストです。

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追記、Song description や Style of Music はとても柔軟。

ちょっと舐めていたというか、生成時に入力すべき概要文やスタイルに関しては、英語、日本語、両方を解読してちゃんと反映する仕組みになっています。よって、そこに適当な文章を入れてもそこそこ認識出来ることとなります。このため、今回試したスタイル以外の単語でも認識出来るということになります。もちろん、単語(スタイル)によっては、学習出来ていないなどの理由から反映されない事もありますが、その反応の多彩さはAIだから出来ることだと思われます。

概ね日本語よりは英語のほうが反映し易いと考えられますが、それでも実験した結果相当無理な要求でも指示の仕方さえうまく行けば叶えられるというのはびっくりしました。

テストケースとしては日本語歌詞をどれだけ壊せるかやってみました。

1.適当な歌詞を入れて日本語歌詞を崩壊させられるか

こんぷりぴんぴん
いのでもきゃんぷり
もげたらもげた
うてでのきんぷり

上記の歌詞は適当にこちらで書いたものであり、そこから発想してAIが歌詞を作っています。

2.指示だけで無意味な単語の歌詞を作れるか

こちらは、概要欄に「できるだけ意味のない単語を作り出して無理やり音楽を作って」とだけ入れて作ったもの。

単なるランダムな音節ではなく、多少日本語の形が残ったうえで言語を崩壊させるという行為を、AIが認識して実行出来るというのが驚異的でしょう。つまり、単語を創造しているということになります。

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