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平均年棒4億円?クリケットの伸びしろ

2020年6月、米スポーツメディアのSPORTSSHOWが『Top 10 Most Popular Sports in The World』を発表した。

世界でも最も人気のあるスポーツを、下記15項目から予測したファン数でランキングしたものである。

1 Global Fan Base and Audience
2 Viewership on TV
3 TV Rights Deals
4 Popularity on Internet
5 Presence on Social Media
6 Number of Professional Leagues in the World
7 Average Salary of Athletes in the Top Leagues
8 Sponsorship Deals
9 Number of Countries in Which the Sport is Popular
10 Biggest Competition
11 Relevancy Throughout the Year
12 Gender Equality
13 Access to the General Public
14 Number of Amateur Players in The World
15 The prominence of the sport in sports headlines on print and electronic media

1位は35億人のファン数のサッカー。

ここまでは容易に想像できるだろう。

しかし、2位以降には日本人からは意外に思われるスポーツも入っている。

例えば、2位のクリケット(ファン数25億人)や、4位のフィールドホッケー(ファン数20億人)などだ。

特にクリケットは、世界での競技人口は3億人(2018年に国際クリケット評議会が発表)であり、世界で1~2番目とも言われている。

一方で日本での競技人口は約3,500人程度と言われており、剣道の約70万人と比較しても、200分の1とかなり少ない、

だからこそ、世界でのファン数25億人、といわれてもピンとこないだろう。

しかし世界のクリケット界では、最高年棒は25億円にも達している。また、世界最高峰のインドプロリーグIPLは8チームで構成され、選手の平均年俸は4億円を超えるとも言われている。

特に、インド、パキスタン、バングラデシュでは圧倒的人気を誇るクリケット。スター選手になれば年間数億円を稼げるスポーツであり、クリケットでスター選手になることは子供たちの憧れでもある。

その中でもトッププレイヤーといわれるVirat Kohli氏は、インド人の中で知らない人はいない。

前述もしたが、クリケット人気はインドの周辺国で高い。

イギリス帝国時代、イングランドにおけるスポーツといえばサッカーではなくクリケットであり、その影響を受けてイギリス連邦を構成する各国(オーストラリア、インド、パキスタン、スリランカなど)で広がったのだ。

そんな背景もあり、今では、欧米よりもアジア諸国での人気が圧倒的だ。

そう考えると、アジアに位置する日本でももっと発展の余地があるようにも感じる。

2020年2月に、元プロ野球選手・木村氏がクリケット選手を目指すというニュースが出た。

もちろんクリケットの本場でのデビューは相当な難関だと思うが、こういうチャレンジが生まれると、日本でのクリケットの認知も高まりそうだ。

日本では圧倒的なベンチャースポーツである、クリケット。一方で、野球の人口や実力派世界的にも高い日本だからこそ、野球からの転身などを中心にじわじわと人気が高まっていくかもしれない。

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