からだを信じよう

難病さんがもとになって
たまにおとずれる病気が
ひょっこり何年振りかで
ひさしぶりにやってきた

あたらしいお医者さんが
ちょっとしらべてみたら
免疫抑制剤がつれてくる
かくれ副作用をみつけた

＊

万物がすくすくそだって
いのち満ちはじめる５月
もしかしてわたしの体も
かわりたくなったのかも

それでもだいじょうぶと
こころ穏やかでいるのは
体のこえを聞きつづけて
なかよくなれたからかも

＊

ひかりは消えない

いちにちが終わって
よる眠りについても
あまり眠れないまま
やがてあさが始まる

つかれはなくならず
きのうが過ぎさって
からだはおもいまま
またきょうを過ごす

それでも病とともに
しぜんにまかせると
くらやみのむこうに
ちいさな光がみえる

いま分からなくても
あすが待っていると
ただ信じられるから
わたしは生きていく

＊＊＊

＊

消えないひかりの
おはなしもう一つ

おしごと復帰できるように
福祉サービスをうけていて
ある会社の実習をしました

おうちでほんの少しの時間
だったけど体はぐったりで
いろんな課題がみつかって

それがなんだか嬉しかった
前へ進むことができていて
そのことがとても幸せです


〜今年初めの満月の夜に🌕

ベッドでぼんやりすごした一日

おもたい体ゆっくりおこしたら


レースカーテン越しにほんわり

きいろいまぁるい光うかんでる


あっこれはお月さまこんばんは

そういえばきょうは満月でした


生きてるだけで大丈夫だからね

なぐさめの光をいただきました


〜夏の満月の夜に