手放しと捨てるで果たして開運するか？

「手放し」と「捨てる」で開運！とかって聞くけど
ホントかな

確かに、メルカリとかで、ある商品を手放せば、お金の入金があるし
商業施設でお金を手放せば、その額に相当するものが手に入りますよね。

でも、開運かどうかは別として、運みたいなものが変わるには
「手放し」も「捨てる」も要らなくて
そうじゃなくて
ただ「扉を叩く」必要があるんじゃないかと思います。

「手放し」と「捨てる」だけでは不十分で
これ、定年したうちの父がそうだったんだけど
すごいミニマリストを地で行くような人で、イラストレーター昔やってたんですけど
描いた絵含めて、定年後、ビシバシ容赦なくいろいろ捨ててしまったんだけど、代わりに何か入ってくることまったくなくて
どんどんやせ細ってジリ貧になるばかりで、とうとう入院して亡くなりました。
僕も、20代のころ引きこもりになったんだけど
今みたいにスマホがなかったから、家族以外の人間関係全部失いました。
10年近く、知り合いというものはいない状態が続きました。

「手放し」と「捨てる」だけでは不十分で
「手放し」て「捨てる」だけでは、代わりのものは入ってきません（キッパリ）

というか
「手放し」て「捨てる」だけで、それ以外のアクションがない場合は
「手放し」たモノと「捨てた」ものへの未練がタラタラでかえって苦しくなると思います。

で、これは経験談でしかないんですけど
人生の運気が変わったときって、「手放し」ても「捨てて」もいないし
ただ、何かの扉を叩いてることが多いです。

必ず何かの扉を叩いています。

もちろん、待ち戦に強いタイプもいるから
原宿のあたりを何となく歩いていたらスカウトされて
人生激的に変わった人もいるでしょうし
人の数だけ開運パターンはあるのでしょう。

悪い扉をたたくと、たとえばSNSで自殺を手伝いますみたいな人とつながって、そのまま殺されちゃう人もいるし
扉をたたけばいいってもんでもないんだけど

個人的経験談になりますけど、大学に返済不要の奨学金を得て進学したときも（宅浪で2浪しましたけど）
引きこもりから脱出したときも
自費出版で1冊だしたときも
すべての節目において、特に「捨てた」ものも「手放した」ものもありません。
ただ、最低1回は、こちらから「扉」を叩いている。

新しい「扉」を叩くと、それに関連したことで忙しくなって、自動的に、ある種の人やモノと関わってる時間がなくなります。
そうすると、一時的にせよ、それを「手放した」あるいは「捨てた」ような形になります

「手放す」と「捨てる」が先だと、ただ不安が募るだけで
かえって身動きできなくなると思います。

だから、独立を漠然と考えてる人が、何の準備もなしに
会社を辞める（捨てる）のは、どちらかといえばかなり危険だと思います。

何の準備もなしに、先に退路だけを断ってしまうと、潔い感じはするかもしれませんが
実際は10年皿洗いから抜け出せないみたいな状態が待ってるだけかもしれません。

身体から出る排泄物（ウンチとか）は、出すの方が先の方が理に叶ってる場合もあります（食べない限りでない人もいるでしょうから、人様々ですが）

「手放す」「捨てる」はゴミに等しいモノ（壊れた電気製品や破れた衣類等）なら効果あるでしょうけど
それ以外のモノはやたらに捨てても代わりのモノ（や人）が入ってくることを保証しないと思います。

先ほども言いましたが、待ち戦に強いタイプ以外は
「扉」を叩かない限り何も変わらないんじゃないでしょうか？

で、投稿とかですけど（Xとかnoteとか）
これも始めたときは、やっぱり人生の新しい「扉」を叩いたことになることが多いと思います。
僕も、noteを始めて最初の1.2年は、売れたわけじゃないですけど
人生変わったように思いました。
県外の知らない人とはなしたり知り合いになったりとかそれまでありませんでした。
ただ、投稿も、長くやると（僕の場合noteは5年超）だんだん待ち戦の様相が強くなってくると思います。
そうすると、待ち戦に強いタイプ以外はだんだんジリ貧になってくることもあるかもしれません。

でも、投稿というアクションすら起こさないと、もう本当の待ち戦です。
待ち戦は、良し悪しではなく、向き不向きだとは思いますけど
投稿すらやらないと、インタビュー待ちとでもいうか
はなしかけられ待ちとでもいうか
投稿ではなすようなことを誰かがインタビューしてくれるのを待つしかない。
そんなのバカげてますよね？

だから、経験談の域をでませんけど
大学合格したとき、僕、何も捨ててないし手放してもいないです。
ただ、受かった大学を受験するといった形で「扉」は叩いています。
受験してない学校に入学するとかないですよね？

人生変わるときって、先に何も捨ててないし手放してもいないです。
ただ、何かしらの「扉」は叩いています。

「扉」を叩いて、新しいプロジェクトが始動すると、必然的に、それまでのものに割いてる時間が減ってくるんです。

何の準備もなしに
先に捨てたり手放すのは、家や寝具すらも持っていないホームレスの方々に近いことになる場合もあるかもしれません。
凍えて身動き取れなくなる可能性もあります。

まぁ、これは個人的な経験談でしかないんで
たとえば、日本国籍を思い切って捨てたのが人生の転機だったという人もいるでしょうけど

暖房器具や毛布などの寝具を手放しても、物価高で汲々としてれば、代わりのものが入ってくる保証はありませんよね。

さて、以上で、本文はおしまいですが
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「捨てる」「手放す」より、待ち戦に強い人以外は、こちらから「扉」を叩くことでしか変わらないんじゃないかと
特に、友だちリストが100人以下の人が、人脈の断捨離なんかをすべきなのかは疑問です。

御一読ありがとうございました。