Netflix『 THE PARADES パレード 』感想
Netflix映画『パレード』
じわじわくる、せつない物語でした
死後、今いる場所からその先へ行けずにいる人たち
アキラ、勝利、マイケル、かおり、美奈子、ナナ
それぞれに、その先へいけない理由があります
それまでの人生と向き合いながら、そこに長くとどまり続ける人
残してきた人を見届けている人
理由がなくなり、その先へ行く人もいる
そんなストーリー展開でした
そんな彼らが集う場所には
バーカウンター
観覧車
メリーゴーランド
夜になると、あたたかい色合いのあかりが灯って
幻想的な世界が広がります
ぬくもりのようなものを感じます
しかし、ナナが言った『なんの味もしない世界』は
見ている側ではわかりえない
その場所の、本当の姿を現す言葉だったように感じました
月に1度、新月の夜
パレードみたいに集まり
それぞれに会いたかった人をみんなで探すシーン
素敵なシーンでした
沢口健太郎さん演じる、アキラの父親が小説をかいている背中が
なんだか心に残りました
幼い頃から、病気がちだったアキラは
父に認められていないと感じていました
アキラの死後父親は、それまで
書いたコトなどなかった小説を
何年も書き続けています
父親にとって、小説を書くコトとは
アキラがその中で生きていて、アキラの人生はまだ続いている
そんな感覚で書き続けているのではないか、私はそんな風に感じました
そんな父親に付き合い、アキラはその先へは行かず、とどまっています
アキラと父親の関係性が切なかったです
アキラが美奈子にする、死後の世界でした告白
『ちょっとすきでした』ココロに残りました
以上Netfilx『 THE PARADES パレード 』感想でした
最後まで読んで頂いてありがとうございました
dekoo
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