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妄想のススメ

とある日。わたしはパートナーの木こりさんにランチを届けるために、森の中を四駆の自分の車を運転していた。東京にいる友人からは「死にそう」な暑さを恨むLINEが届く中、北の大地の森の中は木漏れ日が美しく、窓を開けていると気持ちよいさわやかな風が入ってくる。ガタガタの森林の道を窓全開でゆっくり進みながら、

「あぁ、この感じ。いつかこんな生活してみたいとイメージしていた通りだわぁ~」

と気づいた。その四駆の軽自動車はイメージより、ボロい。そしてその出発点はかろうじて平成に建てられた?と思われるアパート。そしてわたしは無職。ハッキリ言ってイメージしていた人生とは程遠い。でもたった一瞬の切り取った時間だけどイメージ通りには違いない!そして1年前の自分を思い出すと、一瞬とは言え、こんな瞬間が来るとは思ってもみなかった。

人生は意外と思った通りになる。

イメージ・・・想像・・・妄想(?!)大事。心の中で「いいな」と思っていることを言葉にしてみること。知らない誰かに向けなくていい、近くにいる信頼できる家族に、友人に伝えてみる。「いつかこんなことしてみたいのよね~」って。今はとんでもなく不可能に思えることでもいい。自分ひとりだけでは絶対にできないことでもいい。いやむしろ自分だけでできることよりも、誰かと共にしかできないようなことのほうがいい。その誰かは今は見ず知らずの人でいい。まずはとにかく夢見ること、妄想すること!そしてその妄想を自分の心の中だけにしまわずに、自分以外の誰かに話すこと

「こんなことできたらいいなぁと思ってるのよ。できるか知らんけど」

と無責任にわたしはつぶやいてます。「自分以外の誰か」のポイントは否定しない人ね。絶対「いいねぇ」とか「やりたいねぇ」と肯定してくれる人。だって妄想なんだから、いちいち否定されたくないし、妄想くらい好きにさせてよって話です。

そう・・・妄想のススメ

さてわたくしの妄想。レトロな中古の軽四駆を実はなんだかんだと気に入ってるのでそのままで(笑)。でも身を置く場所は森がいいな。窓からはいつも四季折々の木々が見える家。掃除が面倒だしたくさんモノを持ちたくないので、小さな家で。大きな家に興味はない。友達や泊まりたい旅人が来たら、雑魚寝で数人okであれば、それで十分かな。家の中にハンモックがあれば、いつでもゴロンとできるなぁ。森だからテントを張ればたくさん寝れるしね。いつかウクレレを弾いて歌ってみたいのとスチールパンを叩いてみたいので、誰かを気にすることなく、自由に楽器ができるくらいの森ね。ちなみにウクレレもスチールパンも未だやったことないけどね(笑)。

妄想妄想・・・妄想は自由だ!酔っぱらうとピアノを弾いて歌うアイツも、アニソンカラオケ好きのみんなも、スチールパンやってるかわいい後輩ちゃんも、三線やってるあの人も、ガーナからジャンベを持ち帰ってきたあの人も・・・好きなときに下手でも楽器を弾けて歌えるような森。旅人やご近所さんがふらりと寄って、コーヒー飲んだりご飯食べたり、本を読んだり、ボーっとしたり、昼寝したり。サラダくらいは自分の畑で完結できるくらいの野菜をつくってね。卵と鶏肉も欲しいから、ニワトリさんもいてもらおうかな。カシコイワンコも。みんなで自分が死んだときのお葬式の話もしたいんだった(笑)。だから希望者は私と一緒にbucket list(死ぬまでにしたいことリスト)をつくる。1人だと難しいのよ。森の中で誰かと一緒に語りながらリストを作る。

「すみびらき」。何か特別なことやイベントをやるのではなく、ふだんのいつもの暮らしをオープンにする。全部できるかどうか知らんけどね。

妄想楽しい(笑)。

さてさて私のかわいい姪甥よ。叔母は仕事もせずに妄想しています。はっきりと言えるのは「心の中で思っていること」と「口に出して言ってること」と「実際に行動していること」が一致しているのは、とても心が健やかです。誰かにバカにされそうとか、反対される、普通じゃないみたいな理由で、思いを封じ込めてしまうのはとてももったいないなと思うのです。思いに蓋をしないで、たくさん妄想してください。そして私でよかったら聞かせてください。いつでも聴く気マンマンです。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。またこちらでお会いできたら嬉しいです。わたくしは妄想の続きに戻ることにします。


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