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「おせっかい」が世の中救う説

「おせっかい」と言うと聞こえがあんまりよくないけれど、世の中おせっかいに飢えている気がするのよね。おばちゃんのおせっかいは、なかなかスゴイ。みんなの周りにもいませんか?

おせっかいなおばちゃん。

いる。うちの母。母という生き物はだいたいおせっかいなのかもしれない。おせっかいが失礼だったら「お世話焼き」で。

わたしの母はそれはもう「お世話焼き」です。今日もだんな様が亡くなりそうなお友達に朝から電話かけていました。頼まれてもいないのに。「気晴らしにお茶でも飲みにいらっしゃい」って言ってたな。長年連れ添ったパートナが亡くなりそうな方にかけるふさわしい言葉かどうか知らないけど、彼女たち同士にしかわからない関係性にはアリなことばなんだろうな、きっと。

そんな母は塾の先生をずっとやっているんだけど、わたしが子供のころは学校に行っていない子どもを家に来させたり、ごはんを食べさせたりよくしていた。今でいうフリースクールの個人版みたいな。そんな言葉がなかった頃から、勝手にやっていた(笑)。

それから県の国際交流事業みたいなのに、共感して海外研修生のホームステイ受け入れもやっていた。日本語以外話せないのに。おかげで、わたしが中学・高校の頃は家族以外の誰かが、いつも同じ屋根の下に一緒に生活していた。わたしは子がいないけど、子育てしながら、他人様の子を(大人の場合もあったけど)食べさせて、寝させて?は絶対無理。子を4人持つ妹を見てると、ますますムリ。おかげで母は産んでもいない国の、今ではいいオトナたちから今でも「おかあさん」と呼ばれている。

コロナになってマスクが手に入らなかった時。世の中のおばちゃんたちは、「なければ作ればいいのよ!」とマスクを量産し始めた。最初に友人からいただいたのは気仙沼のおばちゃんたちが作ったマスクだった。もれなくうちの母も作り始めましたよ。

おばちゃんパワー。

「0→1」だよ。なんもないところから、何かを作り出すパワーって大変なのよ。SNSも使っていないおばちゃん同志がどこかで情報を交換し、デザインも機能もどんどんアップデートされていく。なんなのあのパワー。すごいよ。しかも、無償でどんどん配る。季節が変わると素材を変えてまた作る、配る。世の中ではさっさとビジネスにしている人がいるプロダクトですよ?

このパワーをみんなが持ったら、とってもいい世の中になるんじゃないかなって思うのです。「近くの誰かを想って、行動する」。自己犠牲ではなく、ただ自分がやりたいから。シンプル。全員が0→1じゃなくっていい。誰かのサポーター、フォロワーでも構わない。自分にとってはとっても小さなことが、相手にとっては大きなサポートだったりするから。

わたしがもらったおせっかいで、力をもらったというハナシはこちらで。

気になったら、気になったままにはしないで、世のおばちゃんを見習って、ちょっとだけお世話を焼いてみましょう。HAPPYが循環する予感がしますので。「なければつくればいい精神」はまるで起業家みたいだわ。おばちゃんパワーをこのままにしておくのはもったいないと感じる今日この頃。わたし自身、年齢的には立派なおばちゃんですので、カッコつけずにおせっかいしていこうと思う所存。ちょっと考えていることがあるので、またここで共有できるときがきますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。見出し画像で初めて「みんなのフォトギャラリー」使わせていただきました。.ロクさん、素敵な作品をありがとうございます。大好きなデニムが「つながっている」感じが好きです。ではでは本日はこのへんで。

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