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尊いしりとり
夫と久しぶりにドライブデートをした。
わたしはドライブが大好きだ。もともと好きだったけど、
常にスマホになんらかの業務連絡が入る夫が運転とわたしの話に集中できる時間が自然に生まれるので、より好きなのかもしれない。
残暑というより夏のような天気のなか、アウトレットを目指して出発。じっくり話したくてとっておいた話題を順番に出していろいろと意見を交わす。
とても有意義に思う。
話したいことはひとしきり話して、渋滞にはまって少し眠くなる。寝てていいよ、ついたら起こすからと言ってくれるけどもったいないのでお断りだ。渋滞眠くなっちゃうねという流れからしりとりを始めた。
何十年ぶりのしりとりだろうか。しりとりなんて弟や親としか真面目にしたことがない気がする。学生時代、なんとかゲームはしてたけど、シンプルなしりとりはどうだろうか。
大人のしりとりなんて永遠続いちゃうよねとなって、4文字以上とか、芸能人や作品名などはだめねなど簡単なルールを決めてしりとりを始めた。
これが面白かった。
弟や親とは絶対に出なかったワードが出てくる。育ってきた環境が違うってこういうことかと新鮮な気持になった。逆にわたしの出す言葉を夫は馴染みがないという。一番近くにいてくれる人だけど確実に他人だったのだ。また、新しい言葉が登場するのも楽しかった。子どもの頃に苦戦した「る」から始まる言葉に「ルンバ」が加わる(今回は文字数で出せないけれど)とか、「ツイッター」と言ってみたりとか。捻り出す言葉に風情があるねとかセンスいいねとか褒められたり、「う」段が末尾にある4文字以上ワード多いねとか、ワイワイ言いながらあっという間に渋滞を抜けアウトレットにつき、アウトレットからの帰路も行きの続きから再開して2時間以上は続いたんじゃないだろうか。
しりとりがこんなに楽しいなんて、この人と結婚してまだ数年だけど、いろいろとぶつけ合って乗り越えてきてよかったなとしみじみ感じる。なんでもないことが楽しい年が経つ毎に楽しい。とても幸せだと思う。
夕食のお店について、大人のしりとりは無事終了。と思いきや、自宅までの道のりは5文字以上の芸能人しばりで再開された。
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