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あなたの笑顔がみたいから①😊

いま、ある女性の作品集を製作しています📖

この夏私に一本の電話がかかってきました。
「御社の記事を拝見させていただいたのですが、私も本を作りたいのですがどうでしょうか?」と。

彼女が言うには冊数もそんなに多くないし、ましてや本を作ることも初めてのことで、何をどうしたら良いのか分からず、何度も何度もできるでしょうか?と聞いてきます。当然初めて本を作るとなれば不安です。私がきちんと本ができるまでの流れを説明すると彼女は安心したのか、話を聞いてくれました。何度も打ち合わせで彼女の想いをお聞きし構想を練っていきました。


彼女は幼い頃から転勤族で東京、四国を何年かおきに移動していました。友達と仲良くなったら直ぐに転校という事でなかなか友達もできず、周りと馴染めず、いじめに合いながらの学生時代を過ごしてきました。

短大に進学し、新しい環境のもと新しい友達も出き、楽しい短大活を送っていたある日、異変が。

何か彼女の言動がいつもと違う、変わっていると感じた家族が病院の診断を進めた。診断結果は統合失調症。
それからは入退院を繰り返す日々を過ごしました。

もともと書くことが好きだった彼女は作家になるという夢を待っており、いつもノートに小説や詩、イラストを描いていました。

病と戦いながら明るく✨元気🥰な彼女の作品をここで掲載したいと思います。
(作品の中には妥当を欠く表現が見られますが彼女独自の世界観を構築しているとの観点から原文のままとします。)


ぶぅー物語(少しおバカな猫ぶぅーと私のおはなし)
【ぶぅー物語】

【ぶぅー物語】😽少しおバカな猫ぶぅーと私のおはなし(=゚ω゚=)




1話:ぶーチュッ

今日、ぶぅーに会えた。
ぶーに会えて嬉しい。ぶぅーは、私にニャーンとかけ寄って来た。かわいいこと、この上ない。ゴロゴロと身体をすりよせて目を細めるが、私と目があった時はどんぐりのような瞳でパチパチと目を閉じた。
「ぶーチュッ。」といってチューをしてやったら喜んで胸にぴょんと飛びこみ、お姫様だっこをねだった。あわてて腕で落ちないように、ぶぅーを拾うと「ニャン、ニャン、ニャーン」(※ネコ語で淋しかったよーん)と言った。
私も人の言葉で「ぶぅー、淋しかったよーん」と言ってやったあとに頬ずりをして二人で「ニャーン♪」とハーモニーで言った。
ぶぅーも「久しぶりだニャー、待ってたんだニャー。」とプッと吹きだしちゃいそうなぶぅーの無邪気な顔で私に向かって言った。
今日は私たち会えて嬉しかった、楽しかったね。
また会おうね、ぶぅ♥
(ФωФ)

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