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言葉にならない思い~後藤正文さん

朝日新聞 2月22日(水)
 いつもの「後藤正文の 朝からロック」です。

今日は「尊敬するミュージシャンが亡くなった」と始まりました。

 親しかったのでしょう。
しばらく呆然として仕事が手につかなかったそうです。

記事より【要約】
・瞬く間にネットでニュースが拡散された。
・誰かに伝えようにも当てどころのない感情を吐露できるプラットホームがある。
 誰かの悲しみに共感して、自分だけが悲しみにくれているのではないのだと癒やされた経験もある。

・一方で、言葉や情報が飛び交う速度についていけない。

・この日も、事実を飲み込めない自分を追い越して、
  多くの人たちの言葉が画面を流れていった。 
 そしてなんとも言えない孤独な気持ちになった。

・たまらず友人たちに連絡して集まった。
 彼の演奏を聞きながら深夜まで話した。

 ・誰ともシェアできない思いや、未だに言語化できない感情がある。
  そうした隔たりや戸惑いを抱えたまま顔を合わせる場所があって良かった。
【終わり】

  (抜けているところはゴメンなさい)

【私】
 亡くなった方は、たぶん私がネット上で知ったあの方だと思います。
衝撃的なニュースとして広がっていました。

 そのことを知った後藤さんの素直な気持ちが溢れていると思いました。

ネットには、亡くなった彼を悼む言葉がたくさん流れていました。

 気持ちを吐露するSNSという場所がある。
感情を共有し、自分だけではないんだと気づく。

 そのことで癒やされたり救われることもあるでしょう。
でも、後藤さんは「孤独な気持ち」になったのです。

 確かに、親しければ親しいほど、
SNSに書き込んだり読んだりするだけでは
胸に抱える感情を落ち着かせることはできないでしょう。


 隔たりや戸惑いを抱えたまま、
顔を合わせて話をする友達がいて良かったですね。

 画面上の言葉だけでなく
一緒の場にいて思いを語り合える友達がいて。

 
 言語化できない感情。 

 それは時間が経って言語化できるときもあるかもしれないし、
言語化しなくたって良いことかもしれない。


 ひたすら、その感情をそのまま抱きしめて
亡くなった方を想い続ける。
 
 つらいかもしれないけど
その感情はいつか決してマイナスではないものとして
前を向けるものとして
自分に返ってくる、
そんな気がします。

 
そして、
こんなにみんなに慕われていたんですね!
届いていますか?
 ツネちゃんさん!

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