見出し画像

元日の新聞より

今年もやります!元日の新聞より。

・・・でも、元日の新聞ってだんだんと面白くなくなってきたように思います。
昔はもっと面白かった?読みごたえがあった?
って、去年も言った気がする。


 いやいや、それって私の個人的な感想だし、
私も年を取ってきて、理解できなくなっているのかも。

 とにもかくにも、今年は印象的な記事の見出しを紹介します。
太字が見出しです。

朝日新聞 1月1日 1面
 ノーベル賞作家 アレクシェービッチさん
「誰もが孤独の時代  人間性失わないで』

 アレクシェービッチさんは2015年のノーベル文学賞を受賞したベラルーシの作家。74歳。
ウクライナ人の母とベラルーシ人の父のもと、ウクライナで生まれています。

 女性兵士の声を集めて戦場の生々しい現実を描いた代表作「戦争は女の顔をしていない」
現在はベルリンで事実上の亡命生活を送っています。

 2面に続く
「絶望救うのは日常そのもの」
「人から獣がはい出す戦争」 

 アレクシェービッチさんの言葉より
「文化や芸術の中に、人間性を失わないためのよりどころを探さなくてはなりません」

 【私】
「よりどころ」は何気ない日常の中にあるそうです。コーヒーを飲むとか。孫の頭をなでるとか。
それが奪われるのが戦争なのでしょう。

9面 社説
「空爆と警報の街から」 戦争を止める英知いまこそ 

11面 オピニオン  「覚悟」の時代に 
「国際子ども平和賞」を日本人で初受賞した、
国際NGOアース・ガーディアンズ・ジャパン代表 川崎レナさん(17歳)のインタビュー

「大人も子どももチーム」
 「負のループ壊したい」

 川崎さんの言葉より
「私は大人と戦いたいのではなく、違う価値観だからこそ、できることがあると思っているのです」
 
「まずは自分の意見をもって、いろんなところで話し合える場が必要なんじゃないか」
「『変えられない』『できっこない』という思いは、みんなある。私にもある。だけど、何かしてみてからじゃないと、わからない」


 その下は 宗教学者 山折 哲雄さんの、同じく「覚悟」というテーマでのインタビュー
 「戦乱と超高齢化の足音」「命をどう意識するか」

29面 兵庫版  関西のナゾ ???

 神戸の中心街はなぜ「三宮」かという話です。
「戦後復興 新開地からにぎわい東へ」ということらしいです。

 【私】
三宮、今はわかりやすいように駅名を「神戸三宮」に変えています。
神戸出身の俳優・ダンサー 森山 未来さんの話が載っています。
「変わり続ける風の街」
森山さんは昔娘が好きでした。


35面  分断考2023 1⃣つなぐ
 国際社会の亀裂が深刻さを増し、ネットの世界は摩擦や衝突。
 トゲトゲしい現代の分断社会を生き抜くためにできることはなにか、というシリーズ。

「憎しみの連鎖 ほどく鍵は第三者に」

テロ・紛争解決NPO代表理事 永井陽右さんの話
 ソマリアやイエメンなどで、第三者として紛争解決の現場に立ってこられた。

永井さんの話より
「日本中、世界中、様々な分断や対立があるけれど、
SNSでより顕在化したと思います」

「究極的には何も分かり合えない、というときもある。
それはそれでいい」

「お互いに『わかり合えない』ということはわかり合えるから
 じゃあ何でだろう、とまた考えられる」

 【私】
紛争解決のために、カウンセリングとか職業訓練、基礎教育とかされているそうです。
そんなNPO法人の活動を日本人がしているんだと思いました。
そして、もうひとつ。永井さんの言葉より
「(ある人の考えが)それが正しいか正しくないかはどうでもよくて、彼はそう思っている」
というところ。

 考えが違うときに、そう思うことは大切だと思う。
ただ、これを若い人に言ったときに
「でも、それでは平行線ではないですか」と言われた。確かに。


 新聞紹介は以上です。
ほかにもスポーツ欄とかにも印象的な記事はありましたが、
あくまでも「わたくし選」ということでお許しを。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?