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ハプニング続きの旅①~切符がない!

「チケットをご用意できました」

このメールから、今度の旅は始まりました。

「よっしゃ!」私はガッツポーズ。3年前から心とらわれているアーティスト、宮本浩次のコンサートです。去年は行けなかったから、喜びはひとしお。

そうして、二泊三日の旅をしてまいりました。旅に行けた諸々のことに感謝しつつ、忘れないように記録を残していきたいと思います。


6月某日
揚々と家を出てJRの駅へ。ところがその日は、なにか設備の不具合があり、一時間くらい遅れがでているとのこと。電車は動いてはいる、とのことで、このままJRで行くことにしました。

この駅で、乗車券も新幹線特急券も買おうと思っていたのです。

一つしかない券売機(長距離用)があいにく塞がっています。おじさんが操作しています。長い。ひとまずICOCA(交通ICカード)で改札を入る事も考えましたが、そのうち開くかと辛抱強く待ちました。

これが判断の誤りでした。
こういうときは、先を急がないといけないのだ。

やっと開いて(おじさんが、ゴメンというように手を上げていった)新横浜まで乗車券と新幹線自由席の特急券を買います。改札を入り、階段を下りはじめたところで、電車が入ってきました。あわてて乗ります。

これがまた遅い。前に電車が詰まっているとのことで、停まり停まりしか行きません。20分くらいで行くところを、結局1時間かかりました。

でも、時間はたっぷりある。夕方までに着けばいいのだ。(と、この時は余裕かましていました)

ところが、新幹線の駅に着いたら、なんと乗車券がありません。他はあります。クレジットカードで買ったので、その控えも、特急券も、万が一と思って発行した領収書もあるのに、乗車券だけありません。新横浜までの。

入れていた鞄のポケットは一つだけ。他は考えられません。

落としたんだ。

急いでいたから、切符を手に持ったまま、階段を降りていたのです。電車に乗る前か後で、ポケットにしまった。それなら、床に落としている。確信しました。

新幹線乗り替え口の駅員さんに、どうにかならないか聞いてみました。領収書もあることだし。

以前に、降りた駅で切符がないことに気がついたのですが、領収書があったので、通してもらえたことがあったのです。それ以来領収書は発行するようにしています。

でも女性の駅員さんは、申し訳なさそうに、「ダメなんですよ」と言います。しかも「ここは東日本JRなので、あちらの西日本に聞いてみてください」と。

西日本管轄の改札口に行きます。もし、切符が落とし物として届いていれば再発行もできるかもしれないけど、だめかもしれないと。そりゃそうですよね。落とし物を確認してくれましたが、ありませんでした。

昔、電車通学をしていた高校生の頃、定期券を忘れても、通してくれたなあ。田舎だったから。

いずれにせよ再発行には、みどりの窓口のにずらーーーーっと並んでいる列に並ばなければなりません。それは勘弁。先を急ぎたい。

もう、あきらめました。
この駅までの乗車賃440円を払って(それも無駄)改札をいったん出て、買い直しました。

もう、とっぱじめからエラいことです。

でも、「旅はハプニングがあったほうが面白い」と自分を納得させ、おべんと買って乗り込みました。自由席はガラガラです。


これ以降、節約することを決心する

いざ、ゆかん!今夜はコンサートだ!

続く。

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