こども相談「癇癪や嘘をつくことについて」
読者様からのリクエストでご質問にお答えします。
Q 小学校高学年の男の子について。大きくまとめると3点。
小さい頃から自分の思い通りにならないと癇癪を起こす。
どうせ僕なんてという口癖がある。
嘘をついたり話を盛ったりして人の注意を引こうとする。
A 心理学的な側面からお答えしていきます。
まず、「うちの子は少しおかしいのではないだろうか?」と問題として否定的な意識を持つのはやめてください。理由は、その感情は言葉にしなくてもこどもは敏感に感じ取って不安になるからです。親に否定されていると感じることで殻に閉じこもるような気持ちになったり自己否定してしまいます。それでは向上心が湧きません。
一番大事なことは、こどもにとって親が一番、素直な気持ちを話せる場所であること。信頼できる関係であることです。そして、この質問にある特性は人間なら誰にでも持ち合わせた性質だからです。もちろん、私にも貴方にもある感情で、お子さんはその感情の処理の仕方がまだわからないだけなのです。もちろん、感情の処理の仕方がわからないまま大人になって苦労することもありますから、放っておくのも良くありませんね。では考えていきましょう。
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