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第76回 これをテーマに選んだかぁ!の本 #ブックブックこんにちは

ブックブックこんにちは!

東京・神楽坂かもめブックスの柳下恭平と札幌・北18条Seesaw Booksの神輝哉、2人の書店店主が好きな本のことについて話すPodcast番組「ブックブックこんにちは」。このnoteは当番組ディレクターの山本リオが裏話をお伝えするマガジンです。

長野・権堂という街とEXILE性の話

オープニングは周りにいるEXILEっぽい人についてのお話。余談ですが、この話が始まるきっかけとなった「スナック梨央」というイベントをやってきました。その様子は長々と書いたのでご興味があればどうぞ!

本編で話されていた「あれ?いまのEXILEじゃね?」と通りすがりに言われるという感じ、私も権堂を着物で歩いていたら「あぁ、今日七夕だからかぁ!」と言われたので妙に納得。(七夕だからとか全く関係なく、これからスナックのママをやるからだよ!というか普段着が着物だよ!と声をかけそうになりましたが、グッと堪えました)

郡上八幡から届いたお便り

さて久々のお便りコーナー!今回は郡上八幡の下駄小僧さんから。

郡上八幡といえば、徹夜踊り!まさに今のシーズン、毎晩のように繰り広げられる大盆踊りが名物の街です。夜通し踊り続けるというんだから、なかなか他の街では見ない夏の風物詩。

私も去年行ったのですが、すんごかった。当日は超がつくほどの超土砂降り。さすがに中止とか縮小.....?と思って街の喫茶店で聞いたら「何言ってんの!これくらいじゃ全然踊るよ!」とのこと。

もし今年行く方は、下駄を作ることもおすすめします。自分の足に合わせて挿げてくれるし、意外とリーズナブル。鼻緒も選び放題で迷うのも楽しかったです!

今週のテーマは「これをテーマに選んだかぁ!の本」

神チョイス『日本バッティングセンター考』カルロス矢吹著(双葉社刊)

神さんが選んだのはバッティングセンター。確かに「これをテーマに選んだかぁ!」ですね。

私はとにかく運動音痴なのでバッティングセンターに無縁なまま大人になり、一度だけ行ってみたことがある程度。だけど今回の二人の話を聞いて、また行ってみたいし、一人でも行ってみたいなと思いました。

余談ですが、表紙の話題で出てきた北海道・倶知安町を車で通った時に見かけた雪だるまを思い出したので、よろしければご覧ください。鼻が北海道。

鼻が北海道

柳下チョイス『青春うるはし うるし部』堀道広著(青林工藝舎刊)

柳下さんが選んだのは漆!気になって収録後に買ってしまいました。というのも、ページを開いてすぐに目に入ったのが「合鹿椀(ごうろくわん)」。かなり大ぶりで高台も高く、実家にあるお椀(父用のものなのでなんとなく私は使わないでいる)を眺めるのが好きなのです。毎年お正月にお雑煮を食べるときにだけ使っているという特別感もあり、思い入れのある漆器です。

それに、新卒で働きすぎて完全に食欲がなくなってしまっていた頃、ふと手に取った谷崎潤一郎『陰翳礼讃』で漆器の描写がおいしそうという言葉を通り越して、漆器の汁物椀を通して手で感じる温かさが伝わるようで、途端にお腹がすきました。

まだ愛着のあるものには出会えていないけれど、ずっと興味のある漆。それについて詳しいなら!と思って読み始めたら、漫画はめちゃくちゃに面白いし、さすが堀道広さんの絵もクセになっちゃいます。

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