スポーツ外傷・障害の評価 概論
こんにちは、でぐのぶ(@Degunobu)です!
最近はめっきりパーソナルトレーナーをしている私ですが、バックグラウンドの米国のアスレティックトレーナー(ATC)を生かして、外傷・障害の評価についての考えを紹介します。
概論、問診、視診・触診、可動域、スペシャルテスト、まとめ、と6項目に分けていこうと思うので、良ければ他の投稿も見ていただけると幸いです。
※ここで注意というか大前提ですが、我々アスレティックトレーナーが行うのは評価であって、診断ではありません。
ここを間違えないように気を付けてくださいね!
自分を守るためにも、言い方などには気を付けて、必要な場合は適切な医療機関に患者・選手を送りましょう。
相手にとって何がベターな選択なのかを考えることが我々の信頼を保つためにも必要ですよね。
最近のテーマはヘルスケアの連携ですからね。
また、この内容は私個人の考えであって、すべてのATCの方がこうしているというわけではないということも念頭に置いておいてください。
似たような流れだとは思いますが、あくまで僕はこうしていますよという意見です。
・評価って?
評価とは機械化されたプロセスを踏み、クリニシャンに判断を下させる作業です。
この機械化されたプロセスという点が個人的には気に入っていまして、毎回同じように行うのがベストだと考えています。
膝が痛いという人が現れた時に、とりあえず何があったか聞いたり、膝を見たり触診から入りますよね?
でも腰が痛いという人が現れた時、とりあえず前屈とか後屈させているのを見ると、それ順番違うんじゃないの?リスクはチェックしたの?と思ってしまいます。
もしかしたら評価してる際に悪化させてしまうこともあるので、機械化された(安全に配慮している)プロセスが必要なのです。
ちょっと話が外れてしまいましたが、下の表を見てください。
上の空いているボックスには怪我の名前やそれぞれの情報が入ります。
評価は様々な情報を得て、現在の状態の欄にどんどん情報を入れていきます。
基本的に評価消去法なので、合致しないものをどんどん削っていき、最終的に最も可能性が高いものを、評価の結果とします。
そのためなるべく多くの状態を最初に想定することがポイントです。
ここで一番必要なことはボックスの中身を埋めるために、外傷・障害を知ることです。
知らないと評価の過程で浮かび上がってこないので、正解にはつながることはありません。
外傷・障害のメカニズムや症状、どういう動きで痛みがでるのかを確実に抑えておくことが評価を円滑に進めることに繋がります。
もちろんテキストブック通りではない場面に遭遇することも、現場にいると少なくはありませんが、ゴールドスタンダードを知っておくことは間違いありません。
このあとは外傷・障害について知ったうえで、どうやってその情報を集めていくのかを評価の流れに合わせて、カテゴリー毎にみていきたいと思います。
次回、問診編をお楽しみに!
最近アスリハを学ぶためのサークルを作りましたので、こちらもチェックお願いします!
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