売れなかったが良かったバンド

「音楽の良し悪しはセールスだけでは計り切れない」と書いたくせに、自分のnoteを見るとメジャーなバンドばかり出てくる。

「売れてなくても良いバンド」だと自分で探さなくてはならない、無数のバンドの中でそれを探し当てるのは困難だ。

そういったバンドを一つ紹介すると、昔何年か活動していた「惑星」というバンドだ。

ブランキーやミッシェル、ギターウルフそしてホワイトストライプスのようや直球で骨太なロックだった。

この頃ブランキーは解散していて、「次のブランキー」を探していた時期でもあった、どうやってこのバンドを探し当てたのかはもはや覚えていないが、アルバム「惑星」を聴いた時「これだ」と思ったことを覚えている。

ひょっとしたら当時アメリカで起こったストロークを初めとする「ガレージロックリヴァイヴァル」に乗ったバンドかもしれないが(定かではありません)もちろんストロークスよりずっとかっこいい。

例えばギターウルフというとちょっとコメディっぽい要素がある、しかし惑星はブランキーのように「シリアス感」があった。

ニルヴァーナやホワイトストライプスそうだが自分がかっこいいと思うロックは「シリアス感」が重要だったりする。

「惑星」というアルバムでは剥き出しのロックが収められている、一曲目の「夜を駆け抜けろ」を聴いて何も感じない奴はロックとはおさらばするべきだろう(笑)

「夜を駆け抜けろ」だけではなく、「honey pie」「カサブランカ」「bird」「blow up」「white western boots 」…かっこいい、こういった曲を聴くと痺れてしまう、いい感じだ。

「六月の森」「エリィ♯12」のようなスローな曲もサイケデリックな感じでいい、

しかしただ「激しい」だけでなく曲も何となく聴きやすい、ギターリフ、ドラムもいい、「かっこいいと思えるような壺」を良く抑えている。

しかしバンドはあっさり解散、セールス的に恵まれていたら現在でも活動していたかもしれない日本だとこういった骨太なロックが売れることはないが。

個人的には有名にならず解散したのが惜しかったバンドである。

例えばこういったバンドが売れると日本の音楽シーンも面白いのだが。

惑星の「惑星」は日本のロック私的名盤だったりする。

…まあかなり昔存在したバンドですが。

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