人生で初めてジャズ喫茶に行ってみた

自分の人生初のジャズ喫茶である。行ったのは1967年から営業している老舗のジャズ喫茶で四ツ谷の「いーぐる」という店だ。店主の後藤さんの著書は読んだことがある、ジャズ喫茶というのは日本だけのもので他の国にはないらしい。

階段を降りて店のドアを開けると少し入りづらい感があり一瞬躊躇したが、気にしない。 

店は綺麗でオシャレな感じで50年以上経っているとは思えない。照明の明るさやインテリアも良い感じで、後藤著の書籍や各グッズなども販売していた。

店に入ると通常営業ではなくイベントをやっていた、店主の後藤さんと村井さんがトークをしていた。

イベントは一曲かけて終わると2人が解説、一曲かけて終わるとまた解説というパターンだ。自分が店に入ったのはイベント終わりの40分ぐらい前だが、かなり前からやっていたようだ。

昼間は私語厳禁らしい、むしろ自分は私語厳禁の方が楽だったりする。逆に「何か喋らなきゃいけない空気」の方が面倒だったりするからだ。18時からは私語もokらしい。

オーネットコールマンとセシルテイラーの話をしていたのでフリージャズの時代?だと思うが。話の内容はかなりディープだが、自分がnoteに書きたくなるような内容なので参考になる。

気になった曲はイベントの最後にかかった曲だが、かなりかっこいい、「こんなのフツーにロックじゃないか」と思ったが(良い意味で)後藤さんが「この曲が良いと思えるのは僕ぐらいの境地に達さないと無理かもしれない」といっていたが、自分はジャズ初心者ですが良いと思いました。

しかしなんという曲かは分かりません。

それにしてもいっぱしのオーディオで聴くと迫力が違う、各楽器の音がくっきりと聴こえる、とはいえ後藤さんは寺島靖国氏のようにオーディオそのものは重視せず、まず音楽ありきと考えているみたいだ。(オーディオにこだわらないという話ではありません)

イベントが終わると自分の椅子の間どなりで後藤さんが客?(関係者)と話している、なんだか楽しそうだ。「趣味が仕事になった良い例」なのかもしれない。

今自分が会社にいるような息苦しさや不自由さ理不尽な状況はあるのだろうか?こればっかりは自分でやってみないとわからないが。

なんだかジャズ喫茶に行ったら「自分で何かやる」ことに憧れてしまった。

また行きたい気もするが日曜日が休業日らしい、平日は無理なので土曜日しか行けません、来週は会社の用事で行けませんが。

…会社の用事マジでいらねぇ(笑)

ちなみに自分はガトーショコラとアイスコーヒーを頼みましたがどちらも美味しかったです、セットで900円でした。

動画はこの日のものではありませんが、菊池成孔氏を交えてのトーク、自分的にかなり面白いです。後藤さんがムカつく客に水ぶっかけた時の話や、特に後藤さんが寺島靖国氏とトラブルになった時の話は笑えます。

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