2020/07/17

起きた。今朝はハニーシロップトースト。食パンにはちみつとシロップを半々の割合でかけてトーストしたものだ。はちみつトーストは、何かと混ざるとハニー○○トーストとなることの不思議については、以前述べた。イカスミあたりと混じってもハニーイカスミトーストとなるだろうか? そこは、はちみついかすみトーストだと思う。あまり試してみたくはない。

日中は、ずっとプログラミングをしており(これは昨日のミーティングに触発された)、夕方に「サンドイッチを食べながら人の話を聞く会」に出かける予定があったのだが、始まりの時間が完全に頭から抜けており、着いたときには話が終わっており、自分だけ「単にサンドイッチを食べる会」になってしまった。その顛末を後輩氏と話していたら、先輩ちゃんと朝ごはん食べてますか? と詰問され、とっさに朝食べたものが思い出せず、えっと、このサンドイッチが朝食かもしれない……と自信なさげに答えて呆れられた。

帰りの電車で一人、そうそう朝食にはハニーシロップトーストを食べたはずだと思い出して、「サンドイッチじゃなくてトーストだった」と後輩氏にケータイのメッセージで伝えようとしたが、あまり意味のない情報に思われて断念した。

そういえば、デフノートのフォーマットとして、起きて最初に何を食べたかを述べることにしている。これは(日記に限らず)文章の書き出しが難しいからだ。決めておかないと、最初の数行に1時間かかる事態が容易に想定される。それに、朝ごはんに何を食べたかとか、今日は何月何日か、ということを思い出すのは認知症の予防になるらしい。未来への投資と思って、今からやっておいても損は無いだろう。ただ、日記での今日の日付に関しては「きょう」と変換するとIMEが気を利かせて候補に(例えば本日なら「2020/07/17」などと)出してくれる。チートである。

残念ながら「ちょうしょく」と変換して、今日朝食に何を食べたかが出てくるほどには、まだ僕はGAFAからの統制を受けていない。ここの意味的変換は人力に頼っている。こうして起きた瞬間の頃合いの出来事を思い出せれば、あとは芋づる式に今日の記憶を引っ張ってこれるという仕組みになっている。

書き終わりも難しい。なのでデフノートの「(明日の日付) へ続く」と締めるようフォーマットを固めているのもそのためである。ところがいま、睡眠時間報告と「(明日の日付) へ続く」の間に、小さな1パラグラフを入れることとなっており、ここにものすごく時間がかかっている。たとえ1行だったとしても10分は下らない。それ以前の部分が10分未満で書ける日もあるけれど、ここだけは肝心だ。

それ以前の部分でどんな話をしていても、自分も読者の皆さんも、できるだけ明日に向かって希望をもっていけるような結びにしたいと、思っている。うまくいかない失意の日でもせめて「持てるカードで何とかやっていく」くらいに戻したい。思い浮かばなければシャワーを浴びたりする。いっそ何も書かずに早く寝ればいいのでは? とも思う一方で、これは誰かのための言葉でもあれば、自分のためでもあり、今日への未練を断ち切るために書いている、とも言える。

さて、次に何を一冊読もうかという話を昨日した。老子を読むことにした。老子道徳経のことである。実は訳書を10冊くらい持っている。オックスフォードに行った際に英訳も2冊ほど買った。フグはあまり器用な人間ではない。(そもそも人間ではない) それでも、生きていく中では(というと大げさだが……)多くのトピックを同時に扱わざるを得ない時期がある。こういうときは、失意や得意が入り混じって、何をやっているか自分でも分からなくなりやすい。老子はそういうとき基準点を思い出させてくれる。

老子の話は、またおいおいしよう。それよりも後輩に心配されたように、集中と弛緩の按分について自覚的になろう。2時までには寝たい。

- 睡眠 4-12 (8h)

風呂も呼んでいる。

(2020/07/18 へ続く)



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