ビットコインETFは何が凄い?承認される?
ビットコインETFに関連したニュースが、連日web3界隈をにぎわせています。ビットコインETFが否認され続けている背景には一体何があるのでしょうか、実際に承認がなされたらどのような影響があるのでしょうか?
今回はそんなビットコインのETFについて、解説していきたいと思います。ぜひ最後までご覧ください!
まずはETFについて!
一般的にETF(Exchange-Traded Fund)は、投資信託の一種で、多様な資産を一つのファンドに束ねる投資商品です。代表的な資産としては、株式、債券、商品、不動産などがあります。例えば、特定の株式市場全体に投資するETF、特定の国や地域の株式に投資するETF、特定の産業セクターや商品に投資するETFなどです。
ETFは株式と同じように証券取引所で上場しており、市場で取引することができます。投資家は証券口座を通じてETFを購入します。
投資家はETFを利用して、市場全体に投資するだけでなく、特定のセクターや地域、資産クラスに絞ったり、逆にヘッジ戦略に利用したりすることもできます。これにより、個別の投資目標やリスク許容度に合わせたポートフォリオを構築することが可能です。
一般的にETFは、株式市場の指数に連動するものも多くあります。例えば、S&P500やナスダック100などの株価指数に連動するETFは有名です。
ビットコインETFはメリットが沢山!
しかし残念なことに、ビットコインの現物のETFはまだアメリカや日本では認められていません。ではビットコインのETFが存在したら、投資家はどのようなメリットを享受できるのでしょうか?
具体的には、以下のようなことが挙げられます。
ビットコインを保有することなくビットコインに投資できる
証券取引所でリアルタイムに売買ができる
分散投資が手軽にできる
手数料が低い
株式と同じように取引できる
ビットコインや暗号資産への参入障壁として、その独特な管理の仕組みがあります。それをETFとして取引することができるようになることによって、安全に取引できるようになり、税制面で優位になるケースがあります。
GBTCって何だっけ?
ビットコインのETFと耳にして、GBTCを想起した人が多いかもしれません。現在各社から申請されているETFとGBTCは何が違うのでしょうか?
GBTC(Grayscale Bitcoin Trust)は、グレイスケール・インベストメンツが運営するビットコイン投資信託です。しかし現物ETFと異なり、GBTCには複数のデメリットがあります。
ビットコインETFがSECに承認されていない理由
それではなぜ市場にはGBTCのような少々不便ともいえる金融商品しかないのでしょうか?答えは、SEC(米国証券取引委員会)がビットコインETFを承認していないからです。SECに承認されていない理由としては、以下のようなものが挙げられます。
市場操作のリスクがある
証券取引法の「詐欺行為を防止するための規制」に満たないと考えられる
重要市場テスト(原資産に対する取引所の監視能力を測るテスト)を満たさない。投資家保護の観点から不足がある。
これらの理由により、SECはビットコインETFの承認に慎重な姿勢をとっていると言われています。
しかし最近は国内外で暗号資産やweb3に関する法整備が進んでいる印象を受けます。今後、法規制が整えられて暗号資産にも安全に投資できるようになり、ETFが承認されることが期待が高まっているようです。
ビットコインETFが承認されたらどうなる?
記事の冒頭でも触れたように、現在は米国の複数社がSECに対してビットコインETFの申請をしています。
ビットコインETFが承認された場合、以下のような影響が考えられます。ポジティブな反応が多いと言われています。
web3のトレンドを掴んでおこう!
web3関連の投資を行う際、SECや各国の規制の動向をキャッチアップしておくことは非常に大切です。特に直近では、本記事で取り上げたビットコインETFの承認・否認が暗号資産市場全体の価格の行く末に大きく影響を及ぼすことが考えられています。
web3関連の法規制や、トークンのスキームに関してご相談がある方は、ぜひホームページからお申し付け下さい!
(勉強会:北野、文:いくら)
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