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「建築DIY」と「工作」の違いってなんだっけ? 頭の中で整理してみました。

 建築DIYと工作は、両者ともに手作りの創作活動であり、素材を使って自分で何かを作り出すという点で共通しています。しかし、これらの言葉には微妙な違いがあります。今回は、「建築DIY」と「工作」の違いに焦点を当て、それぞれの特徴や魅力を紐解いていきます。


第一章:建築DIYの特徴と魅力

 建築DIYは、一般的には家主自ら行う建物や家に関わるものづくりのことを指します。例えば、小さな物置小屋を自分で建てるプロジェクトや既存の建物のセルフリノベーションなどが含まれます。このアプローチは多くは専門的な技術や知識を必要とし、構造や安全性に配慮する必要があります。

1.1 建築DIYの特徴

 建築DIYは簡単に言えば、いわゆる不動産と言わざるおえない言われる、大きくて動かせないものを作るということになります。素材も多岐にわたる上に建物であれば基礎・屋根・壁・電気・設備etc…など専門知識が必要な部分も多く、作るには多種多様な工具類や電動工具が必要になることが多いです。実際には素材の組み合わせや使い方を工夫すれば簡単で工具が少なく作ることも可能ではあるのですが、それは結局知識と経験の応用による産物だったりするので、ハードルは高めということになるかもしれません。(個人的にはそういう指導をする仕事も今やってますよ

1.2 建築DIYの魅力

 建築DIYの魅力は、自分の手で大きなものや住居を築き上げるという達成感にあります。自分のアイデアやビジョンを具現化し、家を自分の手で建てることで、所有感や誇りを感じることができます。また、中古住宅のセルフリフォームは理想的な家をリーズナブルな費用で手に入れる手段としても注目されています。

DIYセルフリノベなら、窓をいくら取り付けても自由…

第二章: 工作の特徴と魅力

 一方で、工作はより小規模で手軽な手作業によるものづくりを指します。一般的には工作とは、木工や金属加工、手芸など、身近な素材を使った、幅広いものづくりの活動を含んでいます。子供から大人まで様々な年齢層が楽しむことができます。小学校での図工の時間や夏の自由工作、懐かしい人もいるのではないでしょうか。

2.1 工作の特徴

 工作は手軽で簡単に始めることができる特徴があります。紙、木材、布、金属など、様々な素材を使用して、小物や装飾品、おもちゃなどを作り出すことが一般的です。工作プロジェクトは手順がシンプルであり、特別な技能や知識が必要ありません

2.2 工作の魅力

 工作の魅力は、創造的な表現とリラックスした雰囲気にあります。手元にある身近な素材を使って、自分のアイデアを形にすることで、創造性を発揮することができます。工具も自分の持っているものでできる範囲で作ることができます。また、工作はストレス解消や趣味の一環として楽しむことができ、完成した作品は手づくりの喜びを感じることができます

工作は最低限の道具でOK。あるもので作ればいい。

第三章: 建築DIYと工作の違い

3.1 スケールとプロセスの違い

 建築DIYには、作るものが建物であれば、建築や構造に関する専門的なスキルや知識が必要となることが多い。つまりハードルは高めです。これに対して、工作は簡単な手作業であり、特別なスキルや知識がなくても始めることができます。工作は手軽でアクセスしやすいため、初心者や子供たちにも適しています。

3.2 必要なスキルと知識の差

 建築DIYには作るものに関する構造に関する専門的なスキルや知識も必要となることが多いです。場合によっては電気工事のように資格も必要になる作業もあります(第二種電気工事士。ちなみに実はわりと簡単な資格試験です)。これに対して、工作は簡単な手作業であり、特別なスキルや知識がなくても始めることができます。工作は手軽でアクセスしやすいため、初心者や子供たちにも適しています。工作は制約が少なく自由なオリジナリティが発揮しやすいと言えます。

3.3 時間と費用の違い

建築DIYは作業も大きく、作業範囲も含め結構なプロジェクトになるため、結構な時間と費用がかかります。自分の住まいのセルフリノベーションとはいえ、そこには計画や予算が必要であり、なかなか気軽にはいかない現実があります。完成するまで粘り強く取り組むことも大事になります。一方で、工作は手軽で短時間で楽しむことができ、素材のコストも比較的低いため、気軽に始めることができます

結論

 建築DIYと工作は、手作りという共通する要素を持ちつつも、そのスケールやアプローチにおいて異なる特徴があります。
 どちらも、個々の趣味やニーズに応じて選ばれるべきです。建築DIYはより専門的なスキルと計画が必要ですが、その成果は大きな達成感と所有感があります。一方で、工作は手軽で、気軽に楽しめ、日々のストレス解消や創造的な楽しみとして、さまざまな年齢層に対応するでしょう。

 以上、つらつら書いていきましたが結論としては、とりあえずものづくりを楽しみましょう、ということでした。
 次回は、「これは工作?建築?」というテーマで書いていきたいと思います。今後ともディアデザインの活動や記事にご注目いただけると幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。


ディアデザイン
  代表:鹿内 浩樹

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