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柴崎岳をあきらめない

FIFAワールドカップカタール2022。日本は決勝トーナメントのラウンド16でクロアチアと対戦。
120分(+アディショナルタイム)でも決着がつかず、PKの末敗れた。
ベスト8の壁は厚く、今回もその壁に跳ね返された。

このワールドカップで一人の選手に注目したいと思う。その選手は柴崎岳
柴崎はCDレガネスに所属している。
彼の特徴は精度の高いパスにある。広い視野を持ち、ことごとくスルーパスを通すその姿は芸術ともいえる。
しかし、そんな彼はこのワールドカップ本戦でピッチの中に立つことはかなわなかった…。

柴崎岳はなぜピッチに立つことができなかったのか

彼の主戦場はボランチだ。CBの前に位置取り、前線へボールを供給する。必要とあれば前線に飛び出し、チャンスメイクもしくは果敢にゴールを狙ったりもする。
今回のボランチに居座ったのは、遠藤航、田中碧、守田だった。
この3人に共通すること。それは相手との競り合いに強く、ボールを刈り取ることができる能力(デュエル)が高いこと。
そのため、日本は数ある危機を回避することができた。また必要に応じてファウルで止めることもできる。これは試合の流れを読めていると言えるだろう。
残念ながら柴崎は攻撃センスはあるが、守備の能力は低い。
出せば活躍してくれたかもしれないが、もしかしたらワールドカップ予選で「ボールをロストしてしまった」、「パスが敵に引っかかってしまった」場面が散見されたため、そこがリスクとなって起用しにくくなってしまったのかもしれない。
事実、ドイツやスペインは日本からボールを奪うと、強烈なカウンターを仕掛けてきた。(よく勝てたな…)
ボールを簡単に失うことすなわち、敗北の可能性がぐんと上がってしまうのだ。

柴崎岳に求められること

必要最低限の危機管理能力、デュエルは必須だろう。また、出したパスが簡単に敵に引っかかるようじゃ話にならない。
ハードワークをこなし、一瞬の判断で正確無比なパスが出せるようになれば必ず代表で活躍できる。
そのためにはコンスタントに試合に出ることが要求される。
ボールを持った瞬間、強いプレッシャーが来たとしても、それをいなしてパスを捌くことができれば、日本の強力な武器になるだろう。
その結果、「あの男」も活きてくるに違いない。

柴崎岳をあきらめない

柴崎岳の復活を信じている。このまま終わる男じゃないだろう。
まだ30歳。チャンスはある。
柴崎岳をあきらめない。

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