見出し画像

【多様性とは?】ジェンダーレスタレント「ryuchell」の死を通して考える、2020年代のインターネットという空間への“絶望”

先日、突然の訃報が舞い込んできた。タレントのryuchellさん死亡。渋谷区の事務所で自殺。コロナ禍以降、芸能人の自殺報道が余計に増えていてなんとも気持ちが落ち着かない最中ではあるが、沖縄に生を受け原宿の古着屋から才能を開花させ、“ジェンダーレスタレント”として知名度を上げ、元妻の「ぺこ」との間に男児をもうけたものの、その後に離婚。戸籍は離脱した上ではあるが、それでも同居を続けると宣言するなど“新しい家族の形”を世間にアピールしていた、あの彼だ。27歳の死はあまりにも早い決断である。

ここから先は

5,026字 / 7画像

¥ 250

この記事が参加している募集

多様性を考える

引き続き当編集部の事業収益が芳しくなく、取材活動に制限が掛かっている状況ではありますが、編集部長逢阪の命ある限り執筆を止める事はございません。読者の皆様からの応援が当編集部にとって心強い励みになります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。