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【忘れない1.17】阪神淡路大震災から27年経ちましたが、ここで「新長田」の街並みをご覧下さい【アスタくにづか】

日本国内では新型コロナウイルスのオミクロン変異株が猛威を振るい、あっという間に“第5波”のピークを超えて全国の病院がヒイヒイ言っているわ、そうかと思えば太平洋の島国トンガの火山が大規模噴火を起こして全世界で津波が観測されるわ、今年2022年も“天変地異”感満載で始まったわけですが、その一方でもう忘れ去られようとしているのが27年前の今日、1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災

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毎年この日に決まって神戸市役所横の公園「東遊園地」では追悼行事(阪神淡路大震災1.17のつどい)が行われ沢山の灯籠が「1.17」の形に並べられ、震災を経験した地元民やその子孫が集まり、各々に祈りを捧げる光景が見られる。(写真は昨年2021年の様子)

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去年も今年もコロナ禍の最中にあったものの、毎年欠かさず行われてきた行事もどうにか途切れずに続けてこられた一方で、公園の再整備工事もあって来年以降は並べる竹灯篭の数を半分にするなど規模を縮小するという話も出ている。それに神戸の各所で行われる震災追悼行事もコロナ禍のせいで中止・規模縮小が相次いでいる。

今年の竹灯篭で灯されたのが「忘」の一文字というのも、いよいよこの震災が多くの人々の記憶から忘れ去られようとしている事を象徴しているように思えてならない。27年って相当な過去ですよね…

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そんなメモリアル・デーに我々編集部がお届けする街ネタは、神戸市の中でも震災の被害がとりわけ深刻だった長田区の「新長田」…神戸の中の下町を代表するエリアであるが、震災後の復興計画で駅周辺はガッツリ再開発で変貌してしまっている。実際この地域が震災から四半世紀でどのように変わったのか、少し歩き回って確かめてみようと思う。

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