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【奈良寂寥紀行】廃墟商店街・下渕マーケットがある吉野郡大淀町「下市口」を歩く

二年続けて「コロナ禍の夏休み」となった特殊状況から人々の行動パターンがすっかり変わってしまい、とりわけ売れ行き好調なのがキャンプ用品だという話。“密”を避けて良く分からない山奥の河原に出向いて勝手にテントを張ったり、はたまたバーベキューをやらかしたりして土着民を困らせるDQNも続発しているようで、これはこれで問題アリアリなのである。

特にテレビ報道で出てきた奈良県吉野郡天川村の惨状はなかなかのものである。ここは車で大阪市内から2時間足らずで辿り着けて、お手軽な“秘境気分”を味わえる場所でもあるが、アホそうな学生みたいなのが殺到して地元に一銭のゼニも落とさず大量のゴミだけを捨てて帰っていき、過疎の村のご老人を泣かせ続けている。

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…かたや、目下のコロナ禍が長引く中で取材対象も“密”を避けたド田舎へと偏りがちなDEEP案内取材班が訪れていたのは、そんな天川村などがある奈良県の秘境・吉野地方の入口となる大淀町にある近鉄吉野線下市口駅前である。ここは大阪阿部野橋駅から出ている電車に乗れば近鉄南大阪線経由で片道1時間ちょいで来られる場所だが、この駅前に奈良県屈指の激寂れ商店街があって、一度お目にかかりたいと思っていたのだ。

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