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せっかく中学受験したのに不登校(1) 〜娘の不登校始まりました〜


2022年 夏休みの終わりとともに始まった我が子の不登校。
でも、これまでよく聞く不登校とはちょっと違う…これって、いまどきの不登校?

いまどきの中1娘、いまどきの母(私)、そしていまどきの学校。
私としては心配ながらも、多くの気付きを与えてくれる娘の不登校が現在進行中です。


不登校が始まりました

きっかけは、夏休みの宿題が終わらなかったこと。
昔から宿題が嫌いな子で、夏休み前半は宿題のことなどきれいさっぱり忘れて旅行やゲームやゴロゴロを満喫。
夏休みが終わる1週間ほど前から憂鬱になり出し、宿題を広げるも手につかず、最終日になって本気で頑張るも当然、終わらず。
それでも睡眠時間を削り頑張って、翌日提出分の宿題だけは仕上げる日々をしばらく続けていたけれど、張り詰めた神経の糸がついにプツっと切れたらしく。
「学校に行きたくない。」娘はそう言いました。

そもそも小学生の頃も夏休みの宿題が終わらないと「学校に行きたくない」と言った娘。
その時は、泣きじゃくる娘を私がなだめながら付き添い、なんとか登校しました。

中学生になってからも宿題がこなしきれなくなると体調不良を訴えるなどして、やっぱり学校に行けない娘。
それでも、1日ほど休ませて翌日には私がなだめながら途中まで付き添ってあげると意を決して登校していました。

でも今回は、なだめたぐらいでは、どうにもなりません。
こうやって娘の不登校は始まりました。

いまどきママの私の考え

娘が「学校に行きたくない」と言い出した時点では、娘は見るからに疲れていたので私も娘が休むことに納得していました。

宿題ができない程度で休むなんて、という意見もあります。
でも「その程度のこと」と軽く受け止めるか、それとも重く受け止めるか、それは個人によって違います。
多くの人にとっては低いハードルでも、高いハードルだと感じてしまう人もいます。
そしてハードルの高さは世間に合わせるのではなく、本人に合わせるべきです。

例えば、自分が陸上選手のコーチになったとして、選手をもっとも成長させるにはハードルの高さをどのように設定すべきでしょうか。
「これぐらいの高さを越えられなければ一流になれない」と言って、コーチのこだわりに基づいて高過ぎるハードルを与えれば、選手は何度挑戦しても成功できず、やがて心が折れて競技から去ってしまうでしょう。
一方「失敗したら選手が可愛そう」と言って低過ぎるハードルを与えたら、選手は成長しないだけでなく、達成感も得られず虚しくなり、やはり競技から去るでしょう。
だからハードルの高さは、選手が頑張ってやっと越えられるように設定するのがベストです。
つまり、ハードルの高さは個々の選手に合わせるべきであり、世間の標準やコーチのこだわりに基づいて設定すべきではありません。

コーチングを少しばかり学んだ私はこの考えから、まずは娘を休ませることにしました。

いまどきではない(?)パパの考え

一方パパは娘に対し、当初から怒りまくり…
ちなみに、パパの主張は

  • そんな甘ったれでは世間でやっていけない

  • そんなことで学校を休めるなら俺だって会社を休みたい

  • ここで休んだら二度と学校に行けなくなる

  • 登校を諦めたら失敗体験が積み重なり自信が築けない

  • 力ずくでも娘を学校に行かせるべき

このように、夫婦でまったく考え方が違います。
「そんな甘ったれでは世間でやっていけない」というのはハードルの高さを娘ではなく世間に合わせているし、「そんなことで学校を休めるなら俺だって会社を休みたい」というのはもはや娘に対する嫉妬です。
「力ずくでも娘を学校に行かせるべき」というのは、相手の心を動かすのではなく腕力や圧力で人を動かすということであり、パワハラ的な考え方です。

しかもこのパワハラは娘というより私に対して向かっています。
「母親がこの状況を許してるから、娘は不登校になったんだ!」と、夫は激しい怒りを毎日私にぶつけてきました。

不登校児の親の悩み、一番多いのは?

不登校児を持つ親の辛さについて、ある方がアンケートをとった記事を見つけました。

「不登校になったときにこの中で辛いことは?」

  1. 夫婦の意見の食い違い

  2. 学校に行かせなきゃという思いが消えない

  3. 先生からの言葉に翻弄される

この中で一番多かった解答は
夫婦の意見の食い違い
だったそうです。

我が家もまさにこれです。

頭に血が上っている夫は、冷静な私を見るとますます怒りが増してしまいます。
「娘は不登校なんかじゃない、妻が娘を引っ張って学校に連れて行けば済むことだ!」
というわけです。

一方、私にしてみれば
「出口戦略について夫婦で冷静に話し合いたいのに、夫がいつまでも頭に血がのぼってるから話が前に進まない」
とイライラします。
それに「娘の不登校が解決しないのは母親の責任」という夫の考え方にも腹が立つし、娘を登校させるよう夫が私に圧力をかけてくるたびに夫婦喧嘩になって疲れてしまいます。

不登校に限らないことですが、子育てで一番難しいのは夫婦が互いに理解し合うことですね。


ここまで読んでいただきありがとうございます。
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