旧オメガ博物館（ビール／スイス）
皆様こんにちは。今回はnoteのお題から、 #一度は行きたいあの場所 について書きたいと思います。
前回はスイス、バーゼルのティンゲリー美術館のお話をしました。
今回はビールにあるオメガ博物館についてお話しします。
と、いっても私がスイスに滞在したのは2015年冬でしたが、この後オメガ博物館は2019年に建築家の坂茂さんの設計で「シテ・デュ・タン」としてリニューアルしています。
サイトを見るととても美しい建物で見どころいっぱいのようです。オメガとスウォッチの博物館を統合したミュージアムということでこちらも行ってみたいですね。
私が2015年に来館した旧オメガ博物館はオメガ本社の前にありました。オメガ本社、当時は建物を増築中でした。いくつも建物が並んでました。
道を渡ったこっち側にあるのが博物館。
こじんまりした洋館です。これはこれでとても素敵な外観です。看板がワンダーランド。
2010年までは一般非公開の博物館だったそうなので、私は移転する前の9年の間に行けたことになりかなりラッキーだったのですね。
入口では月面車がお出迎え。アポロ11号で宇宙飛行士が着用していたのはオメガのスピードマスターだったのですね。
受付ではオーディオガイド貸出もありました。残念ながら日本語はありませんでしたのでDEDEGUMO代表はなし、私は英語を選択、パートナー通訳だったフランス人の方はフランス語を選択しました。
いざ、上階へ。
オメガの歴史コーナー
1848年、23歳の時計職人ルイ・ブランがスイスのラ・ショー・ド・フォンに懐中時計の組み立て工房を開いたのがオメガの始まりです。彼の肖像画と仕事机が展示されていました。
大きい機械式のムーブメント。昔の時計と言えば懐中でした。
そしてよく見ると当時はほぼ無垢の真鍮（ローブラス）製。レトロ感満載です。
大きい機械式ムーブは魅力的ですが、残念ながら今はこのぐらいのサイズは中国産を除いてなかなか手に入りません。スイス製は高価すぎ、日本メーカーは需要がないからかそもそも作っていないんですよね。
時折、DEDEGUMOでも機械式でもっと大きいフェイスはないんですか？とお客様に聞かれるので日本メーカーさんに是非作って欲しいなあ。
香港の会社でスイス製のように彫刻のある中国製ムーブを見たときは、いろいろと活用できそうだなと思いましたが、代表によると今のところ使う予定はないとのこと。
奥に時計職人の工房があります。デモンストレーション用ですが、残念ながら職人さんは不在で作っているところは見られませんでした。
時計パーツの展示。時計職人さんにとっては興味深い箇所なのでは。
そうそう、オーディオガイドがiPod nanoだった。（日本では見たことがなかったです）
オリンピックコーナー
1932年以降にオメガは何度もオリンピックでオフィシャルタイムキーパーになっています。博物館ではその機器の歴史を垣間見ることができました。
レトロな機器が並んでいてとても見どころがいっぱいでした。
宇宙飛行士のスピードマスターコーナー
こちらは1969年に人類初月面着陸したアポロ11号の宇宙飛行士が身に着けていたというスピードマスターのレプリカ展示コーナー。
月面着陸時、こんな風に本当に時計着用していたの？！？！
来館当時は半信半疑でしたが、先日Netflixで「アポロ11号完全版」ドキュメンタリーを見たら、ちゃんとバズ・オルドリン月着陸船操縦士が時計していました！（＊注）すごい。
＊注 ニール・アームストロング船長も着用していましたが、電子時計が動作不良を起こした際のバックアップとしてスピードマスターを月着陸船に残して船外に出たそうです。
（ドキュメンタリーの場面の手元を拡大加工した画像です）
宇宙でも着用できる時計、とてもロマンがあります。
オメガと著名人の時計コーナー
次のコーナーでは007でジェームスボンドが身に着けていた時計がずらりと展示されていましたが、コマーシャルアイテムっぽかったのでなんとなくですが写真撮らずじまいになってしまいました。あとは歴代アメリカ大統領の着用時計などもありました。私が撮った写真、ここでは何故か2枚だけ。
・上の青銅はダリ。
・下はフリーメイソンの時計。
大まかな展示内容はこんな感じでした。リニューアルした「シテ・デュ・タン」はもっと広そうですし、より多くのアイテムが見られるのではないでしょうか。
歴史に登場する時計、伝統や物語がありさすが老舗時計メーカー。
とても素晴らしいと思いました。
オメガにはなれませんが、近い将来DEDEGUMOも上級なスイスムーブメントを使った時計作りをしていきたいと考えています。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
（余談）1階奥は当時、オメガスタッフたちのカフェテリアになっていました。昼時だったので沢山の人がランチしていました。皆めちゃカジュアルな服装。
＊この記事は #note新エディタ を使用して書きました。
改行以外殆ど新機能が使えませんでしたが、実装はこれからかな？
（編集しようとしたらエラーになってしまい仕方なく現行エディタに戻して編集しました。）
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