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ETH最高値更新!XRPは今年もSwell相場!? BTCは4年ぶりの大型アップデート(Taproot)に向けた動きに注目!?

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前週からの動向

ビットコイン(BTC)は若干の調整後に徐々に値を戻している。昨日の高値733万円を超えてくれば、最高値が再び射程圏となりそうなので、テクニカル的に緩やかなアップトレンドが続くか注目したい。

次期NY市長に暗号資産推進派が選出されるなど、何かとBTCのニュースが増えてきている。欧米の暗号資産関連ニュースは活気づいており、パウエル議長のコメントで急落したにもかかわらず、旺盛な買い戻しで下髭が観測されたことなどからも、下がったところでは少しでも買いたい投資家が多い環境は変わっていないことがわかる。

来週予定されているビットコインの4年ぶりの大型アップデート(Taproot)に向けての動きに注目したい。過去の値動きでは、発表までは価格が上昇しやすく、発表後利益確定が走る相場となった。
現在のところ、BTC価格は過去に似た動きとなっている。アップデートは昨日今日発表されたものではないので「上昇余地が数百万ある」とのポジショントークが一部散見されるが、強気の意見に対しては筆者を含め多くの投資家も懐疑的ではないだろうか。
しかし、アップデート自体は風向きとして非常にポジティブなイベントであり、新しいアプリケーションの開発や開発者の増加も期待できることから、市場としては歓迎ムードだ。

一方、アルトコインの動きとしては、イーサリアム(ETH)は先週号で取り上げたように再び最高値更新。一部アルトコインにも資金流入が見られた。
XRPは先週までのレンジの上限を超え、恒例の「Ripple Swell」に向けて力強く上昇中。この動きが毎年恒例なチャートパターンになるか注目したい。
その他のコインは、QTUMが主要なメンバーのコメントを受け上昇したことが特筆すべき一週間であった。

そのほか警戒された、ステーブルコイン分野の米当局による規制の内容については、「連邦政府の監督を行う法制化が緊急に必要」とする報告書が発表され、銀行同様の厳しい規制が入り込んでくる可能性があるため、引き続き警戒が必要だと思われるが、内容がまだ不透明であるため価格への影響は見られていない。
このような時は多少のリーク記事が出てくることが多いため、クジラの動向に注目するのが吉か。指値逆指値をいれるなど、保有するポジション量の調整など含めて警戒が必要な時期ではないだろうか。

市場動向

一方他金融市場を見ると、過去ウィークリーレポートで取り上げた通り、エネルギー価格の高騰などでサプライチェーン問題の深刻化が緩和されるなか、OPECプラスによる増産期待から昨日はNY原油が急落している。久しぶりに恐怖指数も急落して、気分が穏やかになった投資家も多いだろう。
ただ、将来的には航空産業の回復などが期待されていることから、増産期待よりも現実的な需給増加を見込む向きがあり、コロナ不安の後退やワクチン接種者の移動規制緩和での国外移動が増えてくることを考えると、エネルギー価格は高いままで推移するのではないかと読む市場関係者が多いようだ。

注目された、FOMCではQEの縮小決定がされたが、声明にはまだ迷いが感じられ、タカ派的とは呼べない内容だったことから、市場はパニックを起こすことなく、米株はNYダウ・ナスダック指数・S&P500の主要3指数が史上最高値を更新する展開となっている。しかし、エネルギー価格などインフレについて市場が警戒が解かれたわけでないことには注意したい。

筆者:前田慶次
参照:Bitcoin日本語情報サイト

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筆者プロフィール

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株式会社ディーカレット 暗号資産事業グループ
トレーディングチームヘッド、マーケティングディレクター
SBIの為替ディーラー出身でプライシング分析から顧客取引などのビックデータ分析屋さんも兼ねていたので、取引はAIで取引シグナルを出しているものの裁量が好きなトレーダー。暗号資産交換業に転職してからは、AMLに加えブロックチェーン特有の分析まで顧客売買と市場動向両方に精通し、デジタルマーケティング分野も担当。日進月歩な業界なので日々全集中!! 好きな取引格言はミスターFXこと坂本軍治先生に言われた「Don’t Believe Your Position!!! 自分のポジションに恋するとロスカットが遅くなるから自分の相場観は信じるな!」です。
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