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結果を焦らず、相手と向き合う


野犬として生活していたごま。
保護されるまで人と接したこともなく、
キドックスでの生活もたくさんの初めてに不安と緊張でいっぱいです。

そんな人を知らなかったごま、意外にも日々のケアは簡単です。
理由は不安や緊張を感じた時に、ごまは身体が固まるから。
他の保護犬がとても苦手な爪切りだって、苦労することなく出来ます。

それでも担当Aさんは少しだけ爪を切ったところで、今日はここまでと終わります。
「爪を切ること」と、「ごまが爪切りを受入れること」は違うから。


ごまにとって必要なことは日々のケアをすることではなく、
人とのコミュニケーション、人と一緒に暮らす土台作りとわかっているから、
結果に焦らず、待てるんだろうなぁ。

焦らず今のごまを受け止めてくれる担当Aさんに、
ごまもオテやオスワリを披露するなど自分の存在を主張し始めています。
毎日散歩にいっている私にはまだまだ不安のまなざしを向けるのに笑

日々の活動に慣れてくると、いつの間にか結果以外が見えにくくなるもの。
そんな中で、何が必要なのか、何故必要なのかをしっかり見据えるAさんとそれに応えるごまに、気づかされるものは多いです。

最近、里見トレーナが言っていた、
「私たちスタッフが若者や保護犬から支援されている」の言葉。
若者からも保護犬からも勉強の日々、
本当にその通りです。

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