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これで治る!勉強しない・しても伸びない8つのタイプ~その2

前回からの続きです。

今回も前回同様「治す」というよりも

「成長を促す」イメージで対応してください。

前回お伝えした勉強しない・しても伸びない生徒はまずこの8つのタイプ
① 勉強してる風タイプ
② 俺流タイプ
③ 真面目に見られたい・怒られたくないタイプ
④ ただただやる気がないタイプ
⑤ やればできるタイプ
⑥ 悪い負けず嫌い、負けたくないからやらないタイプ
⑦ なぜ勉強するのか分からないタイプ
⑧ 勉強する前に掃除始めちゃうタイプ

今回は②俺流タイプについてです。

②俺流タイプの特長と問題点

①とともに非常に多いのがこのタイプ。このタイプは面倒くさがり屋が多く

やる気もそこそこあり能力もそこそこあることが多いのですが同時に

「答えがあっていれば正解」的な勉強姿勢を続けた生徒に多いようです。

また頑固だったり字が汚いことも特徴です。

無駄な暗算で遅いわりに計算ミスが多く

途中式を書くように指導しても書きたがりません。

また説明の途中で「あ!分かった!」と言い説明を最後まで聞かない

にもかかわらず、やらせてみると全くわかっていません

勉強ができなくなるタイミングはその能力によって違いますが

遅かれ早かれどこかで躓くことがほとんどです。

公立小中学校の勉強レベルだと正しいやり方をしていなくても

そこそこ能力があると、ある時期まではそこそこ結果を出せます。

この成功体験がよりこの傾向を加速させます。

全くアドバイスを聞かない生徒

聞いたことに自分なりのアレンジを加えるタイプに別れます。

そして⑤を兼ねることが非常に多いのも特徴です。

自分の慣れたやり方をやめるのは非常にエネルギーがいります。

面倒くさがり屋にはその労力を受け入れきれないようです。


俺流タイプへの対応方法

 これも指導に長い時間とエネルギーをかけ続ける必要があります。

既に躓いている場合、本人に自覚させることは「自分のやり方で躓いている」ことです。

そして「間違えて何度も直した方が面倒くさい」「せっかく努力して成果が得られないのはもったいない」とわかってもらいましょう。

「面倒くさがるな」と言われて治せる人はもう面倒くさがり屋ではありません。

それができないから面倒くさがり屋なんです。

だったら「君がしていることがより事態を面倒くさくしている、もっと楽な方法・得な方法がある」ということを理解させるのが大切です。

自分のやり方を捨てさせるには、指導者が生徒から絶大の信頼を得ている

場合に限りすぐ良い方向に向かいます。

向かってもすぐ直るわけではないので信頼関係を維持しつつ長い時間と

エネルギーをかけて忍耐強く指導する必要があります。

躓いた問題をできる限り華麗な方法で解いて見せることも

「この王が楽だ」と思わせるのにかなり有効です。

 今は躓いていない場合には無理に直させるよりも信頼関係を深めていく方が得策です。

より良い方法を示しながらできている点を誉め(これ大事)

間違えたときにはできる限り華麗な解答を教えることを続けると

このタイプから自然と脱却する生徒もいます。

この指導者の言うことを聞いた方が「得だ」と思わせることが

非常に大切なので高圧的な言動は絶対にいけません。

丁寧に慎重に気長に正しく指導し続けなければなりません。

つまり適切な指導ができる指導者の前での学習が最善の対応です。

他塾と比べ当塾で宿題が極端に少ないのはこのためです(詳しくは以前の記事で)。

宿題は間違えたときに解説を読み理解する程度のやる気と

能力がある場合に限りどの教科でも有効になりますが

小中学生でその2つを兼ねそろえている生徒はほとんどいません。

しかし家庭学習だと指導力以前に時間的にこの条件は満たせないでしょう。

その前にお子さんがこのタイプかどうかも判断できないかもしれません。

ただ勉強以外のところで頑固なお子さんはこのタイプである場合が多いようです。

家庭学習していたらノートや途中式を見てあげてください。

もし非常に雑だったり、途中式がどこに書いてあるかわからない状態だったら

やはりうっかり間違えて何度も直したり、途中式があればそこを見直すだけで直るのにどこにあるかわからなければ一からやり直さなければならない、

せっかく努力して成果が得られないのは

もったいない」ことだとわかってもらいましょう。

もったいないことが理解出来たら改善は近いです。

ただし残念ながらここからは正しい指導下での練習が必要になります。

まとめ

怒る叱るではなく「今君は損している、こっちの方が得だ」と損得で説得しましょう

家庭学習だけでは治せませんが成長のきっかけは作れます。

前回も書きましたが、モチベーションを上げる言葉選びを心がけてください。

たとえ正しいことを言っていても頭ごなしに押し付けては絶対にダメです。

治すのではなく成長を促すつもりで指導してください。

応援しています、頑張ってください!

では、良い学習環境を!

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