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始まりかけて終わるまでの話

2022年2月に、長く勤めていた会社を辞めました。
ファッションや買い物が好きだった私はデパートに就職し、本当にたくさんの素晴らしい経験をさせてもらいました。今でも会社は大好き。
ただ、会社大好き!話をしたいのではなくて、記録として残しておきたいのは4月上旬に生まれて初めて無気力になったこと。
こんな自分やこんな感情の体験は初めてだったので、文章で残そうと思いました。
ただ、無気力になるまでにも経緯があるので、今日は退職までの日々についてを残してみようかと。

辞めた理由は色々あるけれど、退職については散々悩んでいたのだけど、ふと天から『退職しよ』と、ライトな感じでメッセージがおりてきて、、
何となくその時の直感や気の抜けた感じを信じて退職を決意。
35歳で分かりやすい肩書きを得たわけでもなく、転職の際の条件に合うような専門性の高い仕事をしていたわけでもないので、転職も難しいことは十分承知の上で、それでも退職したかった。。
会社にも環境にも大変恵まれていて、人間関係なども一切不満はなかった。
それでも退職をしました。
「普通」転職活動は在籍中にするものだということも分かっていたけれど、退職を決意したのが確か11月頭だったかな。
有休数を踏まえると12月下旬には有休消化に入るので、年が明けてから自分のペースで色々リサーチをしたり、活動をスタートしていこうと決めていました。

12月下旬、なんとか仕事を終えて退職の2月末まで長い有休消化に入ったのですが、何だかんだ年末年始は忙しく過ぎて、あっという間に時間が過ぎていきました。
一月中旬からは、様々な企業にアプローチをして、採用面接ではなく、ラフ面談という形で業務内容や会社について伺ってきました。
思えばこの頃すごく楽しくて、今まで触れてこなかった世界に触れているような、新鮮な感覚があり、また、世の中にはこんな仕事があるんだ〜と呑気に思ったりしていました。
仕事に関する行動を起こしている時は何ともないんだけど、何となく毎日休みが続く中で、罪悪感を感じるようになり、ほぼ毎日地元駅のコメダ珈琲でコーヒーを飲んでいました。
何か対する罪悪感なのかもはやよく分からないけど、何となくずっと家にいるのが勿体ない気がしたことと、突然社会との接点が遮断されたような不思議な感覚になり、人気の多い場所を求めていたような気がします。
だけど心は穏やかで、元気でした。

3月から働きたいと思っていた私は2月に入り本格的に転職活動をスタートしました。
有難いことに、色々サポートしてくれる友人たちがいたので、アドバイスを参考にしながら、引き続き色々な企業の人と話をしていました。

そんな中で前職でも少し仕事で関わりのあった某企業の求人が目に止まり、なんとなく気になって連絡をしたところ、すぐに返信をもらい、面談する機会をいただきました。
恋愛でも何でも上手くいく時はあらゆるシンクロが起きると思うのですが、まさにそれの連続で、色んな共通点や偶然が重なって、何となく運命的なものを感じていました。恋が始まる予感!みたいな感じで、新しいスタートが切れるんじゃないかって。

その予感は的中していて、あれよあれよと話は進み、まずは業務委託で3ヶ月のプロジェクトに入らせていただくことになり、給与交渉も済み、あとはいつから出勤可能か?というスケジュール合わせの段階まで来ました。契約書は交わしていなかったけれど、プロジェクトに入ることはほぼ確定事項となっていました。
最初にこの企業と面談してから約2週間くらいで、プロジェクトに入らせてもらえることになるなんて
もっと時間がかかるし大変なものだと思ってたけど、こんなスムーズにいくなんて、ついてる!!!!!やっぱり直感が当たったんだ!!!!
と、本当に嬉しく思っていました。

数日後、その会社の経営状況の件で諸々あり、プロジェクト自体がなくなったことと
採用前提で話を進めてしまったことへの深い謝罪
を受けることになります。

すごい。こんなことってあるんですね。
一気に天から地へ叩きつけられた感覚。急降下!
まぁでも業務委託だしね、経営状況とかでそりゃぁすぐにいかれる立場だよね。
そして何よりも縁がなかったのだ。

と、案外冷静でいられました。

この連絡をいただいたのが確か3月頭だったような。

すごいスピードで物語がはじまりかけて終わった。。
そういえばとある占い師のYouTubeで、2末〜3月頭に何かがひっくり返る出来事があるかもしれないから備えよ!というお告げがあったけど、これのことだったんだろうか。。。
この時はまだまだ呑気に、とりあえず失業手当の申請をしよう、、と手続きに向かうのでした。

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