190829_宇樹さん書籍カバーオビ付き

『#発達系女子 の明るい人生計画』ご感想 「発達障害でない男性にも有益な実践的サバイバルブック」 アマダさんより

メンヘラライター仲間のアマダさん(男性)より、とても嬉しいご感想をいただきました。

テーマ自体は発達障害やトラウマ性疾患、それに由来する生きづらさを抱える女性としている。しかし発達障害とは異なる診断を受け、かつ身体的性も性自認も男性である僕が読んでも、この本の情報はかなり有益だった。

僕はこの本をかなり実践的なサバイバルブックと捉えている。 検索エンジンを使って支援情報を探すための具体的なキーワードの入れ方、詐欺的療法やカルトに対する心構え、助けが必要なときどんなところに連絡すればよいか、などなど。 そんなふうにこの本には、シビアな状況から脱出する知恵が随所に散りばめられている。

いやぁ、めっちゃうれしいです。

私はじつは、この本を「すべての人が助けられて当たり前な社会のための最初の小さな一歩」にしたいと思って書きました。でも、人はひとりひとり違うし、私はあくまでいち当事者であって専門家ではないので「まずは自分の経験してきた範囲のことにしか触れるべきでない」と思った。だから、対象を「発達障害の女性、トラウマサバイバーを含めた生きづらい女性」としたのです。

これは、私なりの、自分とは属性の違う人達への配慮のありかたでした。何かの苦しみの当事者が、属性の違う人から勝手に「想いを代弁」されてしま光景を、私は頻繁に目にしています。私は、こういう勝手な、ときに的はずれな代弁は、もともとの困難以上に当事者を苦しませうるものだし、ある種の「尊厳の軽視のタチの悪いやつであり、搾取」だと感じていました。だから、自分はそういうことはすまいと思った。

そんなわけで、巻末資料にも、女性を想定した支援機関の情報などを特に重点的に詰め込みました。もちろん、性別を問わず使える支援機関は入れていますが、特に男性を想定して調べた情報は入れていません。

だけど本当は心の底では、「なんだ、これ女性以外にも役立つじゃん」「自分は男性だけどこの本が役立った、救われた」と言われるような本でありたいと思っていました。だから、願っていたとおりのことを言われてしまって、喜びに震えています。私はとりわけアマダさんには、性別と性自認を異にするものの、メンヘラライターとして良き同志のような感覚を抱いているので、そこも含めて本当にうれしい。アマダさん、ありがとう…!

私がアマダさんをどれだけリスペクトしているかは、この記事とか読むとわかりますw

そんなわけで、これは身体の性および性自認が男性の、生きづらさを抱えている人にも役立つ本だそうなので、どうぞ、 #発達系男子#生きづら系男子 のみなさまもこぞってお読みくださいませよ。


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