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みえる・きこえる ~「癒しの順番・修行の階梯」お話会~

自宅の前に通りがあって、そのつきあたりは幼稚園になっている。
お父さん、お母さんと子どもが、朝と午後に行き来する。
 
窓から直接道はみえないけれど、
お母さんの声と、子どもの声がきこえる。
ときどき、お父さんの声もある。
 
窓からみえる庭の木の葉には太陽の光が反射して、
最近は金色がかって見える。
 
鳥の声もきこえるし、
虫の声もきこえる。
 
隣の門扉のあく音、しまる音。
何だかわからないがタッタッと軽くはじける音。
 
暑くも寒くもないけれど空気が動くことを感じて、
遠くから飛行機の音もきこえる。
 
この平穏な状態で、
気がつけば幸せだと感じる。
 

これは、五感を通して今ここを感じている時におこる
結果の一つ。
 

呼吸に集中することで、心が整うともいわれる。
呼吸は今ここにしかなく、
それに集中すれば
いやがおうにも今ここに意識を向けることになるからだ。
 
故に、
瞑想セッションではまず最初に呼吸に意識を集中させて、
心をニュートラルな状態にする。
 
心がニュートラルだと、偏りがないから強い感情は起こらない。
 
その心を使って慈悲や菩提心の瞑想をすれば、
空性について瞑想すれば、
安定した心で、心の段階をあげられる。
 

瞑想とまではいかなくとも、
今みえること、きこえることを観察してみれば、
それだけで心がおちつくものだ。
 
日常の何気ない風景にも、
色が沢山見える。
ホッとする音に囲まれている。
 
田舎でも街中でも緑をみて、青空をみて、白い雲をみて、
何かが動く音や風の音をきいて、
缶コーヒーや太陽の温かさを肌でかんじて、
 
上がり下がりのない
ニュートラルな心を感じてみよう。
 
ホッとする。
 
《癒しの順番・修行の階梯(お話会):内容》
・心の段階を見やすく記した表をつかい、心を高低を知る。
・0、あるいはニュートラルな状態に達していない心を、ニュートラルに引き上げる方法を具体的に紹介する。
・仏教の修行に興味を持たれている方々のために、道次第(仏教の教えの中から修行の階梯として組み直したテキスト)の目次内容を紹介しながら、実践の概要をみる。
・それによって上がる、心のステージについて紹介する。
・苦しい中で道を志す方々が、修行を続けるために気をつけた方がよいことについて。
 
11月4日(土)10:00~11:30 
ネパールインド薬膳料理レストラン チャンドラ・スーリヤ(神奈川県南林間)様にて
参加費:2500円(ランチ付き)予約優先10名様
お申込み:チャンドラ・スーリヤ
Email:chandrasulainfo@gmail.com
Tell:080-8842-8175
 
11月11日(土)15:00~16:30
チベットレストラン・カフェ タシデレ(新宿区曙橋)様にて
参加費:3500円(ドリンク・デザート付き)
お申込み:タシデレ
Email:tibetrestaurant@tashidelek.jp
Tell:03-6457-7255
または個別メッセージで
 
【講師紹介】:直子デチェン
1970年千葉県出身
1999年初渡印
チベタン・ライブラリー講座履修
2003年〜2016年
ダラムサラ仏教論理大学聴講(全科目履修)
ブログ https://note.com/dechenblog
のんびりしたインド生活、旅日記、仏教話をつらつら記す。
龍樹著『中論』・仏護著『ブッダパーリタ(仏護註)』・月称著『顕句論』・ツォンカパ著
『正理の海』翻訳
https://www.dechen.jp/ で公開

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