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ことわざのストーリー〈なるほど・チベットのことわざ〉お話会

22日の不思議な話お話会に参加して下さった皆様へ、心より御礼申し上げます。^人^
 
30日はことわざのお話会だけれど、
ことわざを訳しながら、
「なるほど」どころではない深さを感じている。
 
ネタ本は図書館の『ことわざ集』である。
 
ただことわざ量が多すぎて、
1時間半に入りきらないので、
 
本の前半を今回のお話会で。
ご希望があれば後半を
と考えている。
 
短い言葉に意味が詰めこまれたことわざは、
それぞれに物語を感じる。
 
才能があれば、
四コマ漫画が描けるのに。
 

文化的背景や説明を知らないと
理解できないことわざもある。
 
風が吹けば桶屋が儲かる
みたいに、
 
大風が吹くと塵が飛び
塵が眼に入って目を悪くする人々が続出し
目を悪くした人は音曲で生計を立て
三味線が売れるから三味線を大量生産し
(音曲に使われる三味線は猫の皮でできているので)
猫が捕らえられ少なくなり
猫が少ないからネズミが増え
増えたネズミは桶をかじり
桶が使いものにならなくなって買い直すから
桶屋が儲かる仕組みという
 
当てのない算段を示す
四コマ漫画には入りきらない
こんなことわざもあるけれど、
 
ストーリーを追っているうちに
肝心な意味が何処かへ逃げてしまっては元も子もない。

 
全世界共通、
日本人でも理解しやすいことわざを集めて紹介する。
 

日本のことわざに似たことわざも幾つかある。
参加者の皆さんと一緒に、
よく似た日本のことわざも探してみたい。
 

短い言葉に自然環境、民族性、文化的背景、
更には人の心の機微が織り込まれたことわざ。
 
読めば世界も広がり、
人の心はいずこも同じであると
不思議な共感を得る。
 
夏休みの自由研究にもどうぞ。
 

🌸 直子デチェン・ゆったりお話会
なるほど・チベットのことわざ
2023年7月30日(日) 15:30〜17:00 pm 参加費:3500円(ドリンク付き)
 
思わずうなずく、チベットのことわざ
一生懸命に生きる賢者たちの伝える言葉
 
高僧方の法話や、チベット公共図書館出版のチベットのことわざ本から、
「・・・そうだよね」と思わず同意する
 
悪いこともあるけど、良いこともある
達観しながら、ピリッと効いたチベットのことわざを
 
※会場参加&オンラインで開催致します
お申込み先:チベットレストラン・タシデレ
tibetrestaurant@tashidelek.jp 
Tel: 03-6457-7255
 
【講師紹介】:直子デチェン         
1970年千葉県出身             
1999年初渡印
チベタン・ライブラリー講座履修      
2003年〜2016年             
ダラムサラ仏教論理大学聴講(全科目履修)   
 
ブログ https://note.com/dechenblog
のんびりインド生活、旅日記、仏教話をつらつら記す
龍樹著『中論』・仏護著『ブッダパーリタ(仏護註)』・月称著『顕句論』・ツォンカパ著『正理の海』翻訳  https://www.dechen.jp/ で公開


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