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5/22放送分「サイクリングの日」

サイクリングの日は、公益財団法人日本サイクリング協会が創立45周年を記念し、2009年に制定しました。

同団体が公益事業を行う財団法人として、正式な認可を受けたのが1964年の同日であったことから、5月22日に設定されています。

自然環境にやさしくて、しかも健康の維持や増進にもつながる自転車の魅力を伝え、もっとたくさんの人にサイクリングを楽しんでもらうことを目的に定められました。

ところでみなさん、ビワイチという言葉をご存知ですか?自転車で琵琶湖を1周することを「ビワイチ」と呼びます。

2023年に琵琶湖を自転車で一周する「ビワイチ」に挑戦した体験者数は、滋賀県の推計で約12万8000人にのぼり、コロナ禍前の19年を上回って過去最多を更新したそうです。ざっとですが、1日あたり350人がビワイチをした計算になります。
新型コロナウイルス感染症の影響が一段落し、レジャーに繰り出す人も増えたことを背景に、サイクリングしやすい環境整備を続けてきた効果も相まって、回復基調が強まったとみられます。

走行経路などが記録できる県が制作したアプリ「ビワイチサイクリングナビ」のデータと、高島、米原、守山3市の琵琶湖岸の道路にある自転車の走行台数を計測できる機器のデータから、毎年推計しています。

 ビワイチの体験者数は健康志向の高まりなどから、近年はデータが残る2015年の約5万2000人から倍近くに増加。日本を代表する自転車観光ルートを国が認定する「ナショナルサイクルルート」に選ばれた2019年には、約10万9000人に達しました。

 新型コロナの感染拡大で20、21年は8万人台にとどまりましたが、県や市町などは、空気入れの提供やトイレを貸すなどのサービスを提供する施設を認定したり、自転車の持ち込みができるなどサイクリスト向けの宿泊施設を認定したりと、利用増に向けた環境整備を続けてきたといいます。

 また、道路事情も充実。初心者も楽しめる低速コースとして自転車歩行者専用道路が整備され、上級者が走る車道には走行位置を示す青線を表示。走行しやすいよう車道の幅を広げる工事も進めており、起点の瀬田唐橋からの距離が分かる看板も5キロごとに設置されています。

 こうした取り組みもあり、新型コロナ感染症に伴う行動制限が緩和された22年の体験者は約9万8000人と回復に転じ、感染症法上の「5類」になった23年には増加傾向が強まり、過去最多を更新したとみられます。

 県ビワイチ推進室は「日本最大の湖を一周するわかりやすい目標と達成感、雄大な自然や観光地巡りが楽しめるのがビワイチの魅力。今後も、国内外からの誘客に一層力を入れたい」としています。

琵琶湖一周は約200km。 琵琶湖大橋から北側を「北湖」、南側を「南湖」と呼びます。 「北湖」は一周約160km、「南湖」は一周約40km。

初心者の方だと、食事や1時間毎の休憩の時間も含め、平均して時速10kmの走行になり、北湖(150km)で15時間、南湖含む全周(200km)だと20時間かかる計算になります。 最低でも1泊2日必要です。

ビワイチをする際は計画的に、無理のないようにおこなってくださいね。

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