大麻は本当に有害なのか⑨
どうもアコニチンです。
大麻は有害なのかどうか調べてみました。
1、大麻は無害。
1970年に世界保健機構(WHO)において、11人の世界的な専門家が討議の上作成されたレポートでは、大麻の作用について次のように報告されています。1.大麻を使っていると、それが飛び石になってヘロインその他の薬の中毒に移っていくという説には根拠が不足している。2.奇形の発生はない。3.犯罪と大麻の因果関係は立証されていない。4.禁断症状はない。5.常用者の中に精神的依存が見られるが、それはコーヒーや煙草、酒、菓子などに対して依存する人と同じ程度のものである。
ただし、他のサイトを当たってみるとWHOが1961年に制定した麻薬単一条約のスケジュール・リストでは、「大麻はヘロインやモルヒネなどの違法薬物と同じ等級に分類され、非常に厳しく統制されていた」ことが分かります(2019年に緩和されました)。WHOの中でも様々な議論があったのでしょう。
2、大麻は有害。
これまで大麻草や合成カンナビノイドの乱用は、健康被害や副作用が比較的少ないという間違った理解に警鐘を鳴らすものであり、たった1度の使用でさえも有害影響をもたらし、重篤な健康被害につながりうることを示唆しているものだと研究グループでは説明している。
大阪大学大学院医学系研究科解剖学講座(分子神経科学)の木村文隆准教授を中心とする研究グループが、大脳皮質の神経回路形成に複数のメカニズムが関与することを解明したという研究が紹介されていました。研究内容の紹介によると、大麻を使用することにより大脳の神経回路に対して作用し、 本来正しく成長するはずであった脳の配線が正しく成長することができなくなることが述べられています。
3、研究が不十分。
この分野はまだ研究が不十分であることをお伝えしておかねばなりません。マリファナは何世紀もの間、薬や発酔剤として用いられてきました(旧約聖書にさえ「kaneh-bosem」として出てくる)。しかし、マリファナが健康に与える影響については、まだあまりわかっていません。政府が大麻に対して行った分類のせいで、対照研究がほとんど行われてこなかったからです。
このinstitute of medicine 1999 の資料(写真)からすると、大麻はタバコや酒より依存症になるリスクが少ないことが読み取れます。
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