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コロナが終わって、始まる

緊急事態宣言解除の方向へと進み、世の中でも自粛ムードが落ち着いてきた。なんだか浮き足だったような雰囲気を感じる。

教員としてのこの期間、色々なことを考えさせられた。
この業界のこと、自分の働き方、これからのキャリアのこと。
いろいろ考えることができて、良かったなと思う反面、これまで以上に焦りを感じた3ヶ月間だった。
これからの期間は考えたことを一つ一つまとめて、整理していきたい。


まず今日は教育業界について 


コロナ期間、この業界の弱さが改めて露呈した、そんな期間だったと思う。

教育業界の旧態依然とした体制についてはこれまでずっと批判されてきた。オンラインシステムの導入にあたって、やはりそれを前に進めようとしない勢力の強さを現場で強烈に感じた。
なぜここまで新しい物を取り入れることをよしとしないのだろうと本当に疑問に感じた。これほど情報化の進んだ社会において、まだ紙媒体のみを使うことは現実的じゃないし、子どものためにならないことは誰が考えてもわかることである。
 

そういう実状を目の当たりにして思うことは、新しいことを始めたときの負担に耐えれないんだろうなと思う。
もちろん現状維持する方が楽で、オンラインシステムを整えようとしたら、色々と綻びは出るし、多方面から批判も来る。けれど、なにか新しいことを始めるときは、そうしたものに耐えなければならないことを理解しなければならない。今の教育現場にそれに耐えうる力があるのか、耐えた上で推進力となりうる人材がいるかどうかは甚だ疑問であるが。。。

しかし、この問題は現場で働く者として、他人事として終わらすことはできない。
だって超スマート社会なんていわれて、強烈に情報化が進むこの社会に出ていく子供たちに自分が何ができるかを考えていくと、少なくともいまやっと現実味を増してきた、オンラインの流れを踏み潰すことは絶対間違いだと思うからである。
そう考えると、もっと社会に自分自身がアンテナを貼らないといけない。超スマート社会のなかで、なにを大切にするべきかまずは自分が知らなければならない。
いま目の前に自分が責任を負う子供たちがいて、その子たちの本当に身になることは何かと考えなければならない。

そして、まだまだ自分は理想ばかりだと焦りが募る。

スピード感のなさ、時代とのギャップ、色々ニュースをあさっていると、多くの批判がいま教育界に浴びせられている。
業界に対する批判がダイレクトに自分に突き刺さるように感じた。

正直胸が痛いが、こうした言葉から目を背けることなく、真っ向から勝負できる人材でありたいと強く思った3ヶ月間だった。
そして、そうした想いを現実化していく、そんな期間をこれから作っていく。

コロナが終わって、始まる。

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