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“大人の学び”の学びかた まとめ(1)

この記事は約1,400文字。2〜3分で読めます。

前回の振り返り


前回の投稿で
“大人の学び”の最後のステップ「できる」について
ぼくの考えをご紹介しました。

前回のリンク:


一連のステップについて説明が終わりましたので、
改めてこれまでお話しした内容を整理します。


 ”子どもの勉強”と”大人の学び”の特徴比較


2022年10月7日に投稿した
ぼくの考える”子どもの勉強”の特徴の表をベースに
”大人の学び”との特徴を比較しました。

”子どもの勉強”の特徴へのリンク:


【注意】
”子どもの勉強”、”大人の学び”とは
「学びかたの違い」を表わすためにぼくが考えた表現で、
実際の年齢とは関係ありません。

実年齢は子どもでも”大人の学び”をしている人もいるし、
中高年になっても”子どもの勉強”しかしていない人もいます。
(“子どもの勉強”すらしていない人も・・・泣)

誤解のないように、改めてお伝えしておきます。

それでは個別の項目ごとに比較していきましょう。


◉ Why(目的)


■ ”子どもの勉強”

”子どもの勉強”の目的は大きく分けて2つです。

  • 社会の一員として必要となる一般常識を覚えるため
     =「義務教育的な学び」

  • 高校や大学など、上の学校に合格するため
     =「受験勉強的な学び」


■ ”大人の学び”

一方で”大人の学び”の目的は、
究極的にはひとつだとぼくは考えます。

  • (学びを成果につなげて)幸せな人生を過ごすため


目標がひとつなので、シンプルでわかりやすいともいえます。

”子どもの勉強”の目的と比べると漠然としているので、
どのように実現していくのか自分なりにしっかりと
考える必要があるともいえますね。


◉ What(勉強内容)


■ ”子どもの勉強”

 ”子どもの勉強”で学ぶのは、
ひと言でいえば「正解」です。

一般常識にしても受験用の勉強にしても、
それぞれの問いに正解(=正しい答え)があります。

それに疑問を持たず、
どれだけ多く「覚える」ことができるかが大切です。


■ ”大人の学び”

繰り返しになりますが、
”大人の学び”の目的は、究極的に幸せな人生を過ごすことです。

それぞれの人が幸せになる・人生を豊かにするために
必要と考えること、どんなものでも学びの対象です。

そして、これも大切なポイントですが、
それらの学びには「正解」はありません


◉ Who(関係者)


■ ”子どもの勉強”

 「正解」のある”子どもの勉強”では、
正解を「知っている人」と「知らない人」の間で
上下の関係性ができます。

また ”子どもの勉強”では、
学ぶ目的を「腹落ち」していることは少ないので
学ぶことを強制する第三者が関与することが多くなります。


■ ”大人の学び”

対して”大人の学び”には「正解」がないので、
教えてくれる人はいません。

自らが主体的に学ぶ必要があります。

状況によっては、
ともに学んだり支援する人がいる場合もありますが、
ー 「教える」「教わる」の関係性ではないので ー 
関係性は対等です。

”大人の学び”では
「支援する人」の役割や学ぶ人との関係性が
とても重要だとぼくは考えています。

別の機会にさらに深掘りしていく予定です。

今回はここまで。
次回に続きます。


次回のテーマ


次回も、
”子どもの勉強”と”大人の学び”の比較についてお話ししていきます。

今日の投稿は「マガジン」にも保存しています。


ぼくの「学び」についての考えへの感想や、
みなさんの「学び」についてのご意見など
聞かせていただけると嬉しいです。

ディアログ合同会社 小川剛司(つよし)
「学びをよろこびに、人生にリーダシップを」


美味しいものを食べて、次回の投稿に向けて英気を養います(笑)。