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“大人の学び”の学びかた まとめ(2)

この記事は約1,200文字。2〜3分で読めます。

前回の振り返り


前回の投稿で
”子どもの勉強”と”大人の学び”の特徴比較」の
最初の3つについて、ぼくの考えをご紹介しました。

前回のリンク:

今回は残りの3つについて比較していきます。


”子どもの勉強”と”大人の学び”の特徴比較(続き)

 


◉ Where(実施場所)


■ ”子どもの勉強”

 ”子どもの勉強”では大人数に教える際の効率性、
つまり教える側の都合が優先されることが多いため、
全員が一箇所に集められて勉強することが一般的です。


■ ”大人の学び”

一方”大人の学び”では、
主体はあくまで「学ぶ側」です。

教える側の都合ではなく、
「学ぶ側」が自分の都合に合った場所を自由に選ぶことができます。

物理的にどこか特定の場所に行ってもいいですし、
オンラインでもバーチャル空間でも構いません。

それぞれの「事情」を考慮して、
「成果!」を得るためにいちばん良いと思う場所を選ぶことが大切です。


◉ When(実施時期)


■ ”子どもの勉強”

”子どもの勉強”の実施時期は固定的です。

ほとんどの人が同じ年齢で学び始め、
同じ時間同じ内容のことを勉強をします。


■ ”大人の学び”

それに対して、
”大人の学び”の実施時期は自由です。

10歳でも40歳でも80歳でも、
何歳であったとしても「学びたい!」と思ったときに学べばいい

いつ始めてもいいし、逆にいつ辞めても構いません。

そして学ぶ時間も、朝でも昼でも夜でも、
他の人の都合に影響されず好きな時間に学べばいいのです。


◉ How(勉強方法)


■ ”子どもの勉強”

”子どもの勉強”には、正しい答え「正解」があり、
「正解」を知っている「先生」と呼ばれる人が、
一方的に話して「答え」を教える方法が一般的です。

そして「正解」を知らない「生徒」と呼ばれる人は、
それを黙って聞くだけ

質問もしてはいけません。

何に使うのか・どんなことに役立つかなんて考えず、
ただひたすら「正解」として無条件に覚えることを求められます。


■ ”大人の学び”

 かたや”大人の学び”に「正解」はないので、
「答え」を教えてくれる人はいません

すでに「答え」の出ていることであれば
ネットを探せばすぐに答えは見つかるので、
教えてもらう必要も覚える必要もありません

幸せな人生を送るために何が必要かを主体的に考えて、
学びかたを「試行錯誤」することが求められます。

まず学ぶことの「意義」を「腹落ち」して
「知る(覚える)」で学んだことを試し、
結果を「自問自答」しながら「試行錯誤」を繰り返す。

そして他の人の視点や経験からも智慧を得て、
「成果!」につなげていくのです。


次回のテーマ


次回は、過去2回お話ししてきた
”子どもの勉強”と”大人の学び”の比較について総括します。

今日の投稿は「マガジン」にも保存しています。


ぼくの「学び」についての考えへの感想や、
みなさんの「学び」についてのご意見など
聞かせていただけると嬉しいです。

ディアログ合同会社 小川剛司(つよし)
「学びをよろこびに、人生にリーダシップを」


美味しいものを食べて、次回の投稿に向けて英気を養います(笑)。