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課長プレイ


2023/8/20 タイトルを変更しました。

管理職の抱える課題


管理職の方とお話をしていると
課題や悩みを抱えている方が多いですね。

  • 部下のことをよく知ろうっていうけど、
    どうしても興味が持てない部下がいる

  • 部下の仕事と会社の戦略を結びつけろっていうけど、
    忙しいので作業指示で終わってしまう

  • 部下の話しを聴いて受容・共感しろっていうけど、
    部下の言ってることにまったく共感できない

  • 部下の良いところを褒めろっていうけど、
    褒めるのは照れくさいし、悪いところばっかり目につく

  • 権限委譲して部下に仕事を任せろっていうけど、
    自分でやった方が早いし品質も高い


現代の会社で期待される
「理想の上司像」と自分の現状にギャップを感じ
できないことを「成長が足りないんだ」
思い悩んでいる方が多いように感じます。


役職は役割


役職は役割
です。

係長が課長に、課長が部長になったからといって
偉くなったわけでも人間的に立派になったわけでもありません
役割が変わっただけです。

昇進したんだから

  • 人間的に成長しないといけない

  • 立派なことを言わないといけない

なんて気負うから悩んでしまうんですね。


もちろん、人間的な成長を目指すことは
大切だし尊いことですが
一朝一夕にできることではありません


「理想の上司」として何をやればいいか
「答え」は世の中にいくらでもあります。

まずは
「答え」に従って「理想の上司」を演じる
ことからはじめてみませんか。


みんなハッピーになれる


最初は「理想の上司」を演じることに
照れや違和感があるかもしれません。

でも慣れの問題です。
やり続けていれば、そのうち板についてきます

役者さんが同じ役を長年演じ続けた結果
本人と役柄が同一視されるようになるのと同じで
「理想の上司」役を演じ続けていれば
いずれ「あなた」=「理想の上司」となってきます


「理想の上司」が会社にいると、みんながハッピーになれます

  • 部下:理想の上司のもとで生き生きと働け、成長できてハッピー

  • 会社:任命した人が期待通りの働きで成果を上げてくれてハッピー

  • 本人:会社や部下の期待に応えられ、良い評価がもらえてハッピー


演じるのは悪いこと?


「演じる」と聞くと
嘘をついている、偽っていると感じる方がいるかもしれません。

でも考えてみると
仕事でお客様と接するときはみんな演じているんですよね。


● 担当者は、個人的に興味がなくても
 相手が熱心に話す趣味の話題に相槌を打ち
   気が合わないお客様でも飲みに誘います


● 店頭や電話で接客を担当している方は
自分に非があるわけでもないのに
 顧客からクレームがあれば
 相手の主張を認めてお詫びします


個人的に合わないお客様にも笑顔で接し
納得がいかなくても相手を受け入れます。

これを誰も偽っているとは言いません。
ビジネスがうまくいくためには当然のことだと考えますよね。


”プレイ”してみる


社内でも同じです。

VUCA(先が見えない不確実な時代)に
ビジネスで成果をあげるためには
組織が社員が主体的に生き生きと働ける
環境であることが何より大切です。

そのために上司に期待されていることは
「働きがいのある職場づくり」です。


本当に「理想的な上司」になろうとするから
辛くなるのです。

ビジネスをうまく進めるために
ビジネスライクに理想の上司を演じればいいんです。


理想の上司を演じる
”部長プレイ”、”課長プレイ”はじめてみませんか?

ディアログ合同会社 小川剛司(つよし)
「学びをよろこびに、人生にオーナーシップを」

美味しいものを食べて、次回の投稿に向けて英気を養います(笑)。