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恋敵は親友になり得る

私が高校時代に経験した恋愛は、先日更新した「勝手に終わった恋だった」の中に登場する話と、LINEに頼って終わらせてしまった恋の二つだ。

二つ目の恋を簡潔に伝えるとするなら、私にだけ矢印が向いていない三角関係の恋愛だった。

結果は言うまでもなく私の惨敗。
高校野球は負けても甲子園の砂を持ち帰れるのに、目も当てられないほどに惨敗したにも関わらず、何も得る事は出来なかった。

話したい事は山ほどあるが、今語りたいのは「恋敵は親友になれる最大の可能性を秘めている」ということだ。

考えても見て欲しい。
私たちの周りには常に自分以外の人が溢れていることを。
加えてSNSやマッチングアプリの浸透で、出会いの場は日々拡張され続けている。

そんな現代で、私達が同じ人を同じ時期に好きになるのはどれぐらいの確率なのだろうか。

残念ながら私は理系ではないので計算式は立てられないし、そもそも考えようとも思わない。

ただそれがどれほど稀なことなのかは想像に容易いはずだ。

同じ人を好きになるというのは、それだけ価値観や考え方が近い証拠なのではないだろうか。

これはあくまで私の主観でしかない。

言ってしまえば「恋敵」になってしまった彼とは、考え方の共通点は多かったし、話をしなくても横にいられる安定感があった。

全く同じと言うわけではないし、勿論真反対の部分はある。
それでも大人になった今でも彼との間に生まれる安定感には変わりはない。

もし偶然にも同じ時期に同じ人を好きになった人がいたら、貴方にとって親友になりえる可能性を大いに秘めている人だと思って接して見て欲しい。

歪み合うこともあるし嫉妬の対象になることも理解できる。

ただ私の説が正しいのであれば、いつか「恋敵」が貴方の親友になる日が訪れるかもしれない。

誰かがこの説を検証してくれることを願うばかりだ。


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