言葉が人を作る
自分の発した言葉は自分の体に浸透し、思考に影響を与える。
だからできるだけ丁寧に言葉を使わなくてはならない。
私はできるだけ乱暴な言葉を使わないようにしている。
なぜなら、私自身の思考もより乱暴になってしまうからだ。人に対しての憎悪は止まらず、それに囚われる。
私はできるだけネガティブな言葉を使わないようにしている。
なぜなら、ネガティブな言葉は自らの可能性と希望を阻害するからだ。世界は可能性で満ち溢れている。しかし自分の殻にこもってしまえば素晴らしい出会いに気づかず、逆に言葉に振り回されればすぐに傷つく。
しなやかな強さを育むための言葉を人に、そして自分にかけていきたい。
丁寧な言葉を使うことの意義は他にもある。その言葉の強さに振り回されず、正しい理由を見つめ、未来のための適切な行動をとりやすくなることだ。
例えば、失敗をして強いショックを受けた時、あなたはなんというか。「〇にたい」といったぼんやりとした言葉を使い続けると、本当につらい・悲しいといった感情とぶつかったとき、その気持ちと「〇にたい」という言葉が容易に結びついてしまう。そして、最適でない行動をとってしまうかもしれない。
失敗をして強いショックを受けた時。悲しい。悲しいときはどうしたいか。誰かに泣きつきたい。話し込みたい。悲しいという感情(言葉)は前者の言葉よりもはっきりとしているため、よりよい行動のための選択肢が浮かびやすい、言い換えれば、自分の発した言葉を自分の未来への適切な行動につなげることができるのだ。
言葉と行動の関係は言語行為論で詳しく考察されているが、ここでは詳しくは話さない。
しかしながら、丁寧な言葉を使うと、日々が少しハッピーになると信じている。