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蓮華の如く

蓮は極楽浄土に咲く花

良い行いをした者は

死後に極楽浄土で蓮の花の上に生まれ変わる

という思想があります


インドでは極楽浄土は蓮の花の形をしている

と言い伝えられています


花言葉は 

「清らかな心」「神聖」「雄弁」

「離れゆく愛」 

悲しげな花言葉もありますが

由来は

蓮の花は夏の短い時期しか咲かず

早朝に咲いた花は昼には閉じて

3日ほどで散ってしまいます

花びらが1枚また1枚と散って行く様子から 

そんな花言葉になったそうです


執着を感じさせない散り際の美しさに

清虚な愛のあり方を感じます


「蓮は 泥(でい)より出でて 泥(でい)に染まらず」

ということわざがあります

周りが汚れた環境であっても 

それに染まらずに清らかさを保っていること

そして

人は悲しみや辛さ 大変なことを経験してこそ

成長できると言う意味もあります


凛として美しく

高貴な姿から放たれる光は 

極楽浄土のほとりに佇んでいるような 

神秘の世界へと誘い

はらりと散る花びらは 

儚き無常の現世を想わせます


殺伐とした世の中ではありますが

泥に染まることなく

己の在り方を忘れることなく

心清らかでありたいものです

蓮華の如く


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