ビル・ゲイツは言う。ニワトリを飼えと。
オタキング岡田斗司夫さんが話していた、ビル・ゲイツの貧困層への援助の方法を紹介したい。
これは、ビル・ゲイツが1日2ドルで暮らす貧困層へのアイデアを答えている記事のようだったが、自身で実際に行ってもいるらしい。
支援にはニワトリが良いとビル・ゲイツは答えた。
それは、鶏を育てるのが簡単で、エサも少なく道端のものをつついて食べて育つこと。
メンドリ5羽から3ヶ月で40羽にもなり、1羽5ドルで売れる。もちろん鶏の卵を食べれる。
また、小さくて軽い鶏なら女性でも世話ができることが特徴で、なぜなら、女性がお金をコントロールできると、教育や栄養にお金を使うので、男性よりも貧困を抜け出す可能性が高くなる、ということだった。
岡田さんは、対してZOZOの前澤さんの支援方法は単純で効果が薄いと言っておられた。
今年の1月に100万円を1000人に配るお年玉企画をZOZOの前澤さんが行ったようで、しかしながら、同じように社会貢献をするならば、マネー経済的にお金を与えるのではなく、誰かに「夢を叶える力」を与えるように、もう少し考えてしたほうがいい、という話だった。
結婚はたった一家族しか救えない「しょんぼりプラン」だと岡田さんは言いきる。
もしシングルマザーに年間100万円を10年間支援したら、そしてそれを前澤さんが1,000家族に行ったら、大きな前澤ファミリー、前澤チルドレンとなる。子供が大きくなって自分はあの前澤ファミリーだということで、どの業界でも「注目と成功をえやすい」と言われていた。
実行できるようならば、自分の家族だけではなく、10家族でも100家族でも1,000家族でも、支援をしたら経営者としても、けして損な投資ではないだろう、と話されていた。
ぬるま湯に浸かっているので、さすがビル・ゲイツ~などとボンヤリ流してしまうが、イヤイヤ資本主義は実際おかしい。
富裕層にだけお金が雪だるま式に入り続けるのは、とんでもない仕組みが出来上がっちゃっているから。
例えば、私たちが当たり前のようにローンを組んで自動車や家を買うことや、成人前から学費を借りて、社会に出た時から借金生活が始まるような「仕組み」を作っている。
実際には無い(!)お金を、私たち労働者が何十年も労働することを契約して血判を押し
そして、お金を(私達の未来から架空に)作り出して、ただいま富裕層へ献上しているのである。
アメリカが低所得者にもどんどこ住宅ローンを組ませていたのは、それが錬金術だから。錬金術は、沢山の労働者が生み出す。
労働者が、過度の不満なくなんとなくしゃーなしに、日々黙々と働いているのは、マルクスさんが150年前に警笛を鳴らしてくれたからだろう。
「このまま搾取し続ける資本主義じゃあ労働者が暴動をおこすぞー」って。
おかげさまでうまいこと、ぬるま湯になってるわあ~。
マルクスさんが教えてくれたので、富の再分配の仕組みが進んだけれど
沢山お金を持っている者が、貧困層に「与える」のが、いまの経済のやり方の限界とは思いたくない。
セレブでも、王族でも、資産家でも「施し」のようなことしてそれで満足なんかな?
政府であっても、社会福祉のような再分配しかできていないけど、そんなもんなんかな?
なんだか、胸につっかえる。
これがオイラたち人間の幸福の限界かい?
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