2人きり❤️

仕事就業時間間際
今日のノルマもこなし
時間がちょっとだけ余った。
やってもやらなくてもいいような仕事で
時間を凌ぐことになった時
30歳同僚…仮名を空くんと呼ぼう
空くんが一緒にその仕事をすることに。
空くんがそばに居る。
凄く凄く嬉しいんだけど
相変わらず背中向けてる。
2人きりだし
なんか話したいんだけど
話しかけてまた冷たくされたら
辛すぎるので
指に止まったトンボが
なるべく長い時間
指に止まってて欲しくて
息を殺して見守ってる時みたいに
静かにただ2人きりでいられる時間に
浸っていた。
これ以上何もないならせめて
このまま時間が止まって
そばにいられたら
どんなにいいだろうと思ってた。

帰り玄関へ向かう時
横から彼が近づいてきた。
彼はカバンを取りに向かっただけだが
私とすれ違うタイミングが絶妙だから
ひょっとしてわざとかな?と
勝手に期待を膨らましてしまった。

今日はいつもと違う行動をとったおかげか
タイムカード押す時空くんの後ろになった。
昔だったら気安く話しかけたのに…
呑みに行こうって誘ったら
「まだ(コロナだから)早い!」と
なぜか喉をカラカラにして
絞り出すように言い放ち
お茶をがぶ飲みしてたことは
忘れもしない。
嫌いだから緊張したのか
私のこと好きだから緊張したのかは
わからない。
けどはじめてLINE教えてもらって
「何か送って!変なスタンプでもいいから!」
と言った時、目がハートマークの
ふなっしー送ってくれたのは
本当に好きだったからなのか
単にからかってたのか
知る術もない。
そのままの意味ならいいのにって 
未だに勝手に期待してる。
彼がタイムカード押した後
お疲れ様でしたと言ったら
「ぉっかれさまでした。」
こちらを向くこともなく
掠れるような絞り出すような声で言われた。
とてもとても切なかった。

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